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退任表明後無敗のクロップ「シーズン前に分かっていたら…」

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[5.9 ブンデスリーガ第32節 ドルトムント2-0ヘルタ・ベルリン]

 ブンデスリーガは9日、第32節2日目を行い、ドルトムントはホームでヘルタ・ベルリンと対戦し、2-0で勝った。2試合ぶりの白星で4試合負けなし(3勝1分)。順位も7位に上げ、来季のEL出場権獲得に大きく前進した。

 DFBポカールでも決勝進出を決めているドルトムント。ボルフスブルクとの決勝に勝てば文句なしで来季のEL出場が決まるが、たとえ敗れた場合も、ボルフスブルクがリーグ戦で4位以内が確定しているため、EL出場圏が7位にまで広がることになる。

「7位に入れたことは間違いなく最高の気分だ」。ユルゲン・クロップ監督はクラブの公式サイトで内容、結果ともに満足感を示している。次節はポカール決勝の前哨戦となるボルフスブルク戦。最終節では、現在勝ち点43で並ぶ8位ブレーメンとの直接対決が控えている。

「最終節のブレーメン戦が真のファイナルになりそうだね。我々にはまだ達成できるものが残されている。ここまでのことを考えば、これは決して悪くない」。前半戦を降格圏の17位で折り返し、一時は最下位にも転落。それでも、2015年に入って巻き返し、タイトルと来季のEL出場権が手の届くところまで来た。

 今季限りでの退任を発表してから3勝1分となり、DFBポカール準決勝でもPK戦の末、バイエルンを下すなど無敗のクロップ監督は「これほどみんなで勝利を重ねられるとシーズン前に分かっていたら、そのとき(シーズン前)に退任を発表していたかもしれないね」と冗談交じりに話していた。

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