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三門の恩返し弾で新潟撃破…横浜FMが2戦連続完封勝利

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[5.10 J1第1ステージ第11節 横浜FM 1-0 新潟 日産]

 J1は6日、第1ステージ第11節を行い、日産スタジアムでは8位の横浜F・マリノスと14位のアルビレックス新潟が対戦し、横浜FMが2試合連続完封勝利となる1-0の勝利を収めた。

 ホームの横浜FMは前節同様の11人がスターティングメンバーに名を連ね、引き続き3-4-2-1のシステムを採用。一方の新潟は前節山形戦から先発3人を入れ替え、出場停止明けのMFレオ・シルバの他、MF成岡翔とFW指宿洋史を先発起用して、この一戦を迎えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 最初に決定機を創出したのはホームの横浜FMだった。前半6分、MF藤本淳吾の蹴り出したFKの流れからDF富澤清太郎が強烈なシュートを放ったものの、クロスバーに直撃してネットを揺らすには至らず。すると、新潟も同11分に好機を生み出し、DFコルテースのグラウンダーのクロスの流れから指宿がシュートまで持ち込むが、ボールは惜しくもゴール左に外れた。

 攻撃の手を緩めない新潟は、前半20分に右サイドのMF小林裕紀のパスを受けたレオ・シルバがミドルレンジから積極的にシュートを放ったが、これはクロスバーに弾かれる。さらに同23分には、右サイドを駆け上がったDF川口尚紀が狙うもGK飯倉大樹に阻まれてしまった。

 両チームともにゴールを脅かす場面を作りながらも、スコアレスのまま後半を迎えると、横浜FMは富澤をボランチに、MF中町公祐をトップ下に上げて、従来の4-2-3-1にシステムを変更した。しかし、新潟が後半11分に好機を迎え、指宿の縦パスからFW山崎亮平が鮮やかなターンでシュートまで持ち込むも、ボールはゴール左に外れた。すると、同14分に横浜FMは味方の落としを受けたFW齋藤学がミドルレンジから狙ったが枠を捉え切れなかった。

 なかなかスコアが動かずに試合は進んだが、後半16分に横浜FMがついに先制に成功する。前線で基準点となったFWアデミウソンが粘ると、MF三門雄大がフォローに入ってボールを受ける。駆け上がった中町へボールを預けた三門は一気にPA内まで侵入すると、中町のラストパスを蹴り込んでスコアを1-0とした。09年から13年まで新潟に在籍した三門にとって、昨年から在籍する横浜FMでのうれしいリーグ戦初ゴールとなった。

 反撃に出たい新潟は後半20分に小林に代えてMF小泉慶、同23分に成岡に代えてFW鈴木武蔵、同29分にMF山本康裕に代えてMF加藤大と3枚の交代カードを切って勝負に出る。すると同30分には川口がミドルレンジから積極的にシュートを放ったものの、ボールはゴール右に外れた。

 その後、両チームともに最後までゴールを狙ったものの、スコアは動かず。逃げ切った横浜FMが1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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