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懐かしの再会、新潟DF川口「アデミウソンと逆に差がついた…」

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[5.10 J1第1ステージ第11節 横浜FM 1-0 新潟 日産]

 U-17W杯で対戦した相手は、一回り大きく成長していた。アルビレックス新潟のDF川口尚紀と横浜FMのFWアデミウソン。2人は11年にメキシコで開催されたU-17W杯準々決勝で、対戦経験があった。ともに先発出場した2人だったが、アデミウソンにゴールを許した日本は2-3でブラジルに敗れている。

「アデミウソン選手はマリノスの攻撃に必ずと言っていいほど絡んでくるので、そこでしっかりつぶさないと展開されたり、そこからのコンビネーションを使われてしまいます。そこにボールが入る前にしっかり寄せることを徹底していました」(川口)

 この日、横浜FMの1トップに入ったアデミウソンは、新潟にとっての要注意人物。DF大井健太郎とDF大野和成の2CBだけでなく、川口もブラジル人選手の動きをきっちり監視していた。しかし、キープ力の高いアデミウソンにボールを収められ、横浜FMに攻め上がる時間を作り出されてしまった。

 圧倒的なキープ力を見せたアデミウソンに、久し振りに対戦した川口も、「アデミウソン選手はU-17W杯のときから比べても、スピードもパワーもテクニックも上がっていたので、逆に自分とはちょっと差がついてしまったという印象です」と脱帽するしかなかった。

 だからこそ、歩みを止めるわけにはいかない。「攻撃ならドリブル突破してからのクロスの精度を高めていきたいし、守備なら自分からアクションを起こしてボールを奪いに行ける選手にならないといけません」と表情を引き締めると、「今日のアデミウソン選手みたいな、強くて速い選手と対戦したときに対応できるように、もっともっと高めて行きたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)
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