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代表合宿に切り替えるMF柴崎「もっと鹿島から輩出されるように」

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[5.10 J1第1ステージ第11節 F東京0-1鹿島 味の素]

 リーグ戦2試合ぶりの勝利となったFC東京戦について、鹿島アントラーズのMF柴崎岳は、「特徴のある選手がたくさんいるので、まずはしっかりと相手のそういう選手を抑えることを意識していました。FC東京とやるときは、毎回良い試合になります。今日も、どちらが勝ってもおかしくなかったですし、厳しい試合でしたが、勝てて良かったです」と、安堵の表情を見せた。

 公式戦、16試合目にして初の完封勝利。しかも、リーグ戦で8試合連続得点中、4試合無敗だった2位のF東京から挙げた1勝となれば、チームの自信にもつながる。「流れの中からは、あまりチャンスはつくられなかった」と、柴崎は胸を張り、「負けが続いていたので、非常にポジティブな結果です。上位陣のFC東京に勝てたことは自信になりますし、これを機に波に乗りたいと思います」と、続けた。

 F東京をけん引するFW武藤嘉紀にも、シュートを打たせなかった。「常にボールを持った(F東京の)選手が武藤を見ていました。そこはうちのCBが良く対応してくれたと思いますし、あまり良いチャンスを彼に与えなかったのではないかなと思います」と、危険なエリアでプレーをさせなかった守備の手応えを口にしている。

 12日からの日本代表合宿に向けては、「体を動かして、動き方を体に染み込ませることも必要ですが、どちらかというと頭でしっかり考えながらやりたいと思います。ミーティングもあるでしょうし、練習でも監督の意図するところをしっかり理解することが重用だと思います。まだまだ分かっていないことが多いので、前回の合宿、試合を含めて、学んだことをしっかり頭に入れながら、新たに与えられた知識も頭に入れたいと思います」と意気込みを語る。

 今回、鹿島からは4選手が代表合宿のメンバーに選出されたが、「力のある選手がたくさんいるので。もっともっと鹿島から代表選手が輩出されるようにしていきたい」と、コメントした。

(取材・文 河合拓)

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