beacon

ようやく巡ってきた出番…長友が3か月ぶり復帰!!インテルは9人ラツィオ相手に逆転勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

[5.10 セリエA第35節 ラツィオ1-2インテル]

 セリエAは10日、第35節を行った。DF長友佑都の所属するインテルは、敵地でラツィオと対戦し、2-1で勝利した。ベンチスタートだった長友は後半23分から途中出場。右足を負傷した2月8日のパレルモ戦以来、約3か月ぶりの復帰を果たしている。

 ユベントスが4連覇を決めたセリエAだが、2位争いはし烈。ラツィオにとっては勝ち点を落とす訳にいかないゲームだった。ただ、インテルにとっても可能性が残る欧州カップ戦出場権獲得のためにも、負けられない一戦だった。

 先制点はラツィオが奪った。中盤でボールを奪い、ショートカウンターを仕掛けると、MFフェリペ・アンデルソンのクロスボールをMFアントニオ・カンドレーバが押し込む。ホームのラツィオが幸先よく先制に成功した。

 しかし、ラツィオは前半17分の波状攻撃でビッグチャンスを逃すと、そこからまさかの展開を強いられることになる。同24分、DFマウリシオが裏に抜け出しかけたFWロドリゴ・パラシオを手を使って止めたとして一発退場。残り時間10人での戦いを余儀なくされた。

 これで完全に流れが変わる。インテルはこのプレーで得たFKをMFエルナネスが直接蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 後半にも大きなポイントとなる場面が16分にやってくる。ゴール前で抜け出したFWマウロ・イカルディを、GKフェデリコ・マルケッティが止めたとしてレッドカードが提示される。代わって出たGKエトリト・ベリシャがイカルディのPKを止めて勝ち越しこそ許さなかったが、ラツィオは残り時間、さらに苦しい戦いを強いられることになった。

 インテルは後半23分、ついにDF長友佑都を復帰させる。長友は2月8日のパレルモ戦で右太もも裏を負傷。リハビリ期間を経て、4月4日のパレルモ戦でベンチ入りメンバーに復帰。しかし6戦連続で出番なしに終わっていたが、この日、待望の復帰戦を迎えた。

 すると、2人多いインテルがようやく勝ち越し点を奪った。後半39分、MFマテオ・コバチッチのパスで抜け出したエルナネスが冷静に左足でゴールに流し込み、逆転に成功した。

 復帰戦となった長友も積極的なプレーを見せた。相手が2人少ないこともあり、ゴール前の高い位置を保って相手に圧力をかけ続けた。後半アディショナルタイムにはイエローカードを貰ってしまったが、最後まで気合十分のプレーを見せた。


●欧州組完全ガイド
●セリエA2014-15特集

TOP