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武藤のチェルシー移籍に懐疑的なハリル監督「プレーできるクラブを探すべき」

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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が11日、千葉県内で報道陣の取材に応じ、12日から国内組28選手で行う日本代表候補合宿の意図や目的について語った。

 チェルシーからオファーを受けているFW武藤嘉紀(F東京)について質問された指揮官は「チェルシーが彼にどんなオファーをしたかは詳しく知らない」と前置きしたうえで、持論を展開した。

「チェルシーにはやり方があって、かなり多くの選手を買ったうえで(他クラブに)貸し出す。今も27人ぐらいがレンタルされているのではないか」。将来性のある若手選手を数多く抱えたうえで、積極的に他クラブにレンタル移籍させて経験を積ませるチェルシー。ハリルホジッチ監督は武藤の場合もまずは他クラブ、他リーグへレンタルとなる可能性が高いと考えているようだ。

「武藤の今のシチュエーションを考えると、もし向上したいのなら、ヨーロッパでプレーできるクラブを探すべきだと思う」。ポジションを勝ち取り、コンスタントにプレーできる環境を選ぶべきと語るハリルホジッチ監督は「彼と話をして、私のアイデアを伝えたい」と、今回の合宿中にも本人と話し合いの場を持つ方針。「ただ、最後は彼が決める。私ではない」と、最終的に結論を下すのは武藤自身であることも強調した。

(取材・文 西山紘平)

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