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[CL]ユベントス敵地でドロー、昨季王者レアル・マドリー撃破!12年ぶり決勝へ!!

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[5.13 欧州CL準決勝 R・マドリー1-1ユベントス]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝第2戦が13日に行われた。敵地に乗り込んだユベントス(イタリア)は、レアル・マドリー(スペイン)と1-1で引き分けたが、2戦合計スコア3-2で逃げ切り、バルセロナ(スペイン)の待つ決勝に進出した。決勝は6月6日にベルリンで行われる。

 ユベントスがホームで勝利した第1戦から中1週で迎えた一戦。ともに9日にリーグ戦を消化しているが、優勝を決めているユベントスに対し、R・マドリーは主力を温存できなかったことが、どのような影響を及ぼすかも、この試合の重要なポイントの1つになった。

 固さを見せたユベントスに対し、レアルは序盤から攻勢を仕掛けた。前半11分のゴール前で得たFKをFWクリスティアーノ・ロナウドが狙ったシュートはわずかに枠上に外れたが、可能性のあるプレーを見せ続けた。すると前半23分、エリア内に入ったMFハメス・ロドリゲスとDFジョルジョ・キエッリーニが接触。このプレーで得たPKをC・ロナウドが確実に決めて、先制に成功した。

 勝ち上がるためにはアウェーゴールを奪うしかなくなったユベントスだが、なかなかエンジンが掛からない。故障から復帰したばかりのMFポール・ポグバが前半28分に左サイドを突破。しかしクロスはゴール前に上がらず、チャンスが作り出せない。前半はユベントスのシュート3本に対し、R・マドリーが13本。ユベントスとしては何とか1失点で耐えたという前半になった。

 ただこの1失点で踏ん張ったことが、後半の戦い方に大きな影響を与えた。前半ほどの迫力をなくしたR・マドリーに対し、ユベントスが徐々に形を作り出す。後半6分のMFクラウディオ・マルキージオのミドルはわずかに枠左に外れたが、スタジアムの空気が変わりだす。

 そして迎えた後半12分、ユベントスはGKイケル・カシージャスがパンチングで弾いたボールをMFアルトゥーロ・ビダルが入れ直すと、競り勝ったポグバがゴール前に折り返す。これに中央走り込んだFWアルバロ・モラタが胸トラップで処理して左足でゴールネットを揺らした。古巣相手となるモラタが、2試合連続弾で再びユベントスにリードをもたらした。

 得点が必要になったR・マドリーは、後半22分にFWカリム・ベンゼマに代えてFWハビエル・エルナンデスを投入。ただ、レアルの焦りとは裏腹に、ユベントスの守りはさらに強固なものになって行く。後半30分にはC・ロナウドのクロスにFWガレス・ベイルが飛び込むが、わずかに枠上に外してしまった。

 逆にユベントスは落ち着いた試合運びを見せる。このまま1-1で試合を終わらせたユベントスは、準優勝だった2002-03年大会以来、12年ぶりの決勝へ駒を進めた。


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