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CL決勝ではスアレスと因縁の対決か…過去にキエッリーニに噛みつき、エブラとは握手拒否

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 因縁の対決がUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)ファイナルで実現する。6月6日にベルリンで行われるCL決勝のカードはバルセロナユベントスに決まった。過去にそれぞれ“大きな問題”へ関わった3選手がピッチ上で再び顔を合わせる可能性が非常に高いと、英『インディペンデント』など複数メディアが取り上げている。

 2011年10月に人種差別発言からの“握手拒否”で注目を浴びたFWルイス・スアレス(バルセロナ)とDFパトリス・エブラ(ユベントス)。そして、2014年6月に行われたブラジルW杯で噛みつき事件を起こしたスアレスと被害者のDFジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)の3名だ。

 2011年10月15日に行われたリバプール対マンチェスター・ユナイテッドの試合において、当時ユナイテッドでプレーしていたエブラがスアレスから人種差別的な発言を受けたと訴えた。その後の調査により、スアレスは8試合の出場停止処分を受けた。

 反省したかに思われたが、出場停止が明けて迎えた2012年2月11日のユナイテッド戦。試合前の握手でスアレスはエブラを無視。この態度に激怒したエブラがつかみかかるなど、一触即発の事態となった。当初はリバプールの公式サイトを通じて、謝罪もしていたスアレス。しかし、ウルグアイメディアでは「エブラとのことは、すべて間違い。証拠もなく訴えられた」と主張。それでも、2012年9月に再び対戦した際はエブラと握手している。

 そして何よりも人々の記憶に残っているのが“噛みつき事件”だろう。2014年6月24日に行われたブラジルW杯のイタリア代表vsウルグアイ代表。後半35分に接触した際、スアレスはキエッリーニの左肩へ噛みついた。

 これにより、スアレスはFIFAから9試合の出場停止および4か月間のサッカー活動の禁止、さらに罰金10万スイスフラン(約1135万円)の罰金処分を受けると、現在も代表では出場停止期間が続いている。なお、キエッリーニはスアレスの処分軽減を訴えているなど大人な対応をみせていた。

 英紙『メトロ』によると、CL決勝カードの決定を受けて、Twitter上ではスアレスのコラージュされた画像が多数投稿されたという。なかには、スアレスが吸血鬼になっているものや、「スアレスパーク」というタグ付きで、恐竜となったスアレスがキエッリーニを追いかけるという画像まであったようだ。世界中が“因縁の対決”も実現する欧州CLファイナルへ注目している。


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