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インテルEL出場厳しく…名手ハンダノビッチの痛恨ミスで8戦ぶり敗戦、長友は途中出場

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[5.16 セリエA第36節 インテル1-2ユベントス]

 セリエAは16日、第36節を行った。DF長友佑都の所属するインテルは、ホームでユベントスと対戦し、1-2で敗れた。ベンチスタートだった長友は後半26分から2試合連続の途中出場を果たしている。

 ここ7戦負けのないインテル。残り3戦でEL圏内の6位サンプドリアまで勝ち点2差。ユベントスとの「イタリアダービー」と言えど、相手は主力メンバーを温存しており、勝ち点3が是が非でも欲しい試合となっていた。

 先制点はインテルが奪った。序盤から攻勢を仕掛けたインテルは前半9分、MFマルセロ・ブロゾビッチのミドルシュートをFWマウロ・イカルディが胸でかすめてコースを変えるゴールで枠内に収め、先制点を奪った。

 しかしインテルは、前半38分のMFジェルダン・シャチリのミドルがクロスバー嫌われるなどして決めきれずにいると、同42分、エリア内でDFネマニャ・ビディッチがFWアルバロ・モラタを倒してしまい、PKを献上。これをMFクラウディオ・マルキージオに確実に沈められ、試合が振り出しに戻った。

 均衡が保たれたまま試合は後半戦に突入。インテルは後半26分からシャチリに代えて長友を投入。左MFに配された長友は、同37分にイカルディのヘディングシュートを演出するなど、積極的なプレーを見せた。

 ただ、勝ち越し点は思わぬ形で生まれた。ユベントスはエリア外からモラタが浮き球を胸コントロールからボレーシュートで狙う。バウンドしながらGKサミール・ハンダノビッチの方に向かうが、横に倒れたハンダノビッチがまさかのセーブミス。ボールは名手の体を避けるようにして、ゴールラインを越えていった。1-2と逆転負けを喫したインテルは、来季EL出場権は遠くに霞んでしまった。


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