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[MOM1372]流通経済大柏MF宮本優太(1年)_相手の攻撃の芽消した、賢く競り合い強いMF

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.16 Rookie League Agroup第1節 流通経済大柏高 1-0 帝京三高 時之栖裾野G]

 元千葉の流通経済大柏高・齋藤礼音コーチは「賢いし、リーダーシップ、吸収力がある。きょうも危険なところを良く消してくれて、シュートアウトさせたりしてくれていた」。そう評された背番号24はピッチの中では特別目立つことなく、黒子的な役割。危険なスペースを埋め、球際での厳しいチェックを繰り返して相手の攻撃を狂わせた。齋藤コーチはそれを90分間貫き、白星へ導いたMF宮本優太主将の働きを賞賛していた。

 今月初旬に行われたU-16オーシャンカップでは試合の入りが悪かったという。それだけに「キャプテンとして、声を出して盛り上げていこうということを意識していた」という宮本は声でチームを鼓舞。チームに集中力高いプレーをさせると、自身は「アンカーのポジションなんで、コーチからもそれを意識してやれと言われている。競り合いの部分では絶対に負けないっていう意識を持ってやっていました。流経に入ってきて競り合いに絶対に負けないことは身に着いてきたと思います」と球際のところで負けないプレーを披露。相手の攻撃に対する読みの速さ、対応力の高さも含めて、危険の芽を確実に消して完封勝利に貢献した。

 中学時代に所属していたForza'02と「同じハイプレスをしている」という理由で流経大柏へ進学。持ち味を武器に1年からAチーム入りすることを狙っている。この日先発した1年生11人中8人がAチームを経験している中、宮本はまだAチームを経験していないというが、課題を克服して上のチームで活躍することを目指す。

「相手のパスの芽とかは消せる部分があるんですけど、オフェンスの部分がチームに貢献できていない。その攻撃の部分、パスの駆け引きとかもっとあげていかないといけない」と課題を口にした。その中で「Rookie League」はアピールの場。「ルーキーリーグで活躍してトップのコーチから声をかけてもらえるように意識してやっていきたい」と力を込めた。

(取材・文 吉田太郎)
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