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[MOM1373]西武台MF宇津木陸(1年)_仲間に感謝の3発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.16 Rookie League Bgroup第1節 西武台高 6-2 前橋商高 時之栖裾野G]

 西武台高は166cm、52kgという細身のMF宇津木陸が3得点の活躍をしてのけた。まずは前半10分、左サイドからのラストパスのこぼれ球をゴールへ押し込むと、15分にもポストを叩いたシュートのこぼれ球を左足でゴールへねじ込む。さらに2-2に追いつかれた直後の前半35分には相手DFの乱れを逃さずにGKとの1対1から右足シュートをゴール左隅へ決めた。

 ハットトリックで開幕戦白星の立て役者となったMFは「自分の良い時と悪い時の差があったのでそれをなくしたいと思ったし、チームが悪い状況でも自分が何とかできるくらいのプレーをしたいと思っていました。ほぼダイレクトで決めたシーンが多かったんですけど、その前に仲間が繋いでくれたり球際で頑張ってくれたから自分のゴールが生まれたと思っています」と仲間たちに感謝した。 

 黒岩宏明コーチは「フィジカルで勝負する選手ではない。でもボールタッチやボールの引き出し方は面白いと思います」と期待。まだまだ状況判断や精度の部分など課題は多いが、早くもAチームに帯同するなどポテンシャルは高い。本人は「自分にボールが入ったら周りのみんなが何とかしてくれるんじゃないかと思ってくれる選手になりたいです」という目標を持っている。

「パススピードとか、自分は身体が強くないので身体の強さとか全然違う」というAチームに食い込んで行くためにも、「Rookie League」で成長し、どんな時でもチームを救うことのできる選手になる。

(取材・文 吉田太郎)
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