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古巣との対戦で後半早々に交代の磐田MF上田「この出来は情けない」

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[5.17 J2第14節 大宮1-1磐田 NACK]

 期するものはあったが、それが空回りしてしまった。ジュビロ磐田のMF上田康太は17日、2011年から14年まで所属していた大宮アルディージャとの試合に先発出場した。しかし、後半開始からわずか9分で交代を命じられた。

 試合後、名波浩監督はハーフタイムに「完全にキレた状態で、いろいろとメッセージを伝えました」と話したが、最初に交代を命じた7番のプレーに納得できていなかったことは間違いない。上田自身も「チームに迷惑をかけてしまった。今日は全部、選択が良くなかったです。相手に消されたというよりも、自分の問題です」と、声を落とした。

 良い選択ができなかった要因を、自己分析する。「周囲の要求を気にし過ぎて、自分で判断するべきことを判断できなかった。あってはいけないことだった。試合の入りは悪くなかったけれど、ちょっとずつパスもズレて、自分で悪い方向に持って行ってしまったかなと思います」。

 思い入れのある古巣との一戦だっただけに、悔しさは募る。「これだけ良い状況で、上位対決ができて、自分もしっかり試合に出られていたのに、この出来は情けないですね。チームの勝利に貢献する以前の問題。取り返していくしかないです」と、J2で首位に立つチームのキャプテンは唇を噛んだ。

(取材・文 河合拓)

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