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プロデビュー弾の相手に宇佐美がスーパーボレーを含む2G!!G大阪、敵地でFCソウルに先勝

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[5.20 ACL決勝トーナメント1回戦第1戦 FCソウル 1-3 G大阪 ソウル]

 3年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦うガンバ大阪は、FCソウル(韓国)との決勝トーナメント1回戦に臨んだ。敵地での第1戦を、エースFW宇佐美貴史のスーバーゴールで先制すると、DF米倉恒貴が加点。終盤には宇佐美が2点目を決め、アウェーゴールを3つ重ねる3-1の快勝を飾った。

 16日のJ1第1ステージ第12節・川崎F戦(1-1)と同じ11人が先発に名を連ねたG大阪。プロデビュー、プロ初ゴールの相手だったFCソウルと、宇佐美は再び相見えることになった。
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 試合は序盤から膠着する。互いに敵陣でのボールロストが続き、チャンスをつくることができない。それでもG大阪はCKを得ると、MF遠藤保仁がショートコーナーを使って宇佐美からのリターンを受けると、ファーサイドへクロス。GKユ・サンフンがハイボールをキャッチできずにこぼしてしまうが、G大阪はつめることができなかった。

 G大阪にもミスが出てしまう。24分、DF丹羽大輝が自陣でコントロールを誤りボールをロストしてしまうが、DF米倉恒貴が素早くカバーに入り事なきを得た。

 ボールは回わるものの、シュートが遠いG大阪。前半35分、DFチャ・ドゥリに左サイドをドリブルで突破され、中央に折り返されるとMFコ・ミョンジンが左足で捉える。シュートはゴールポスト左へと逸れて難を逃れると、スコアレスで前半を終えた。

 G大阪はMF大森晃太郎に代えてMF倉田秋を入れて後半に入った。宇佐美とFWパトリックにいい形でボールを入れることができないG大阪に対し、FCソウルが徐々に攻撃の圧力を強めていく。1ボランチのMFパク・ヨンウが10分にはミドルシュート、直後にはペナルティーエリアまで飛び出してゴールを狙ったが、

 停滞ムードが漂う試合を動かしたのは、G大阪だった。17分、DF藤春廣輝の左クロスから宇佐美が右足を一閃。目の覚めるようなボレーシュートがゴールネットに突き刺さり、ついに均衡は破れた。

 さらに28分、G大阪は再び左サイドから攻めると、藤春のクロスに今度はDF米倉恒貴がボレーシュート。地面に叩きつけられたシュートが決まり、リードは2点に広がる。

 前半からパワフルなドリブル突破を見せていたチャ・ドゥリを、DF今野泰幸が警告を受けながらも止めるなど、G大阪はFCソウルの攻勢を体を張って食い止めると、41分、MF遠藤保仁のパスを受けた宇佐美がドリブルを仕掛けると、左足シュート。3度目のアウェーゴールが決まった。

 後半アディショナルタイムに1点を返されたものの、ソウルでの一戦を3-1で飾り、大きなアドバンテージを得たG大阪。同カードの第2戦は、1週間後の27日、舞台を万博記念競技場に移して行われる。

(取材・文 奥山典幸)

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