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鳥栖、DF吉田の「頭が真っ白になった」ミドル弾で4戦ぶり白星

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[5.20 ナビスコ杯A組第5節 鳥栖 1-0 広島 ベアスタ]

 ナビスコ杯は20日、第5節を各地で開催し、ベストアメニティスタジアムでは1勝1分2敗で6位のサガン鳥栖と1勝2分で2位のサンフレッチェ広島が対戦し、鳥栖が1-0の完封勝利を収めた。

 序盤からセットプレーでシュートチャンスを作り出す広島は前半3分にDFビョン・ジュンボンがヘッドで合わせるが、ゴールマウスを捉え切れず。その後も広島が主導権を握って試合を進めるものの、鳥栖が集中した守備でシュートまで持ち込ませない。しかし、鳥栖も同40分にMF鎌田大地が放った強烈なミドルシュートがGK増田卓也の正面に飛ぶなど得点を奪えなかった。

 スコアレスのまま後半を迎えると、後半5分に鳥栖がセットプレーから決定機を創出する。しかし、鎌田の蹴り出したCKを合わせたFW山崎凌吾のヘディングシュートはゴール右に外れた。すると鳥栖は後半9分にMF水沼宏太、さらに同12分にはFW豊田陽平を投入。一方の広島も同16分にMF青山敏弘を投入して流れを引き寄せようと試みる。

 すると、同32分に鳥栖が試合を動かす。左サイドから展開されたボールをDF吉田豊がミドルレンジから狙うと、右足から蹴り出されたボールは凄まじい勢いで一直線にゴールネットに突き刺さり、先制に成功。そのまま逃げ切った鳥栖が1-0の完封勝利を収めた。

 決勝点を奪った吉田は「ゴールしか見えていなかったので、思い切り打ちました。すごく気持ち良くて、頭が真っ白になりました」とゴールシーンを振り返ると、「すごくうれしいです。僕自身アシストやゴールを求めていたので、結果を残せて良かったと思います」と自身の移籍後初得点に喜びを表した。


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