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南野、7戦ぶり先発も…ザルツブルクはスコアレスドローで優勝持ち越し

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[5.20 オーストリア・ブンデスリーガ第34節 S・グラーツ 0-0 ザルツブルク]

 オーストリア・ブンデスリーガは20日、第34節を行い、シュトゥルム・グラーツのホームに乗り込んだFW南野拓実の所属するザルツブルクは0-0で引き分けた。7試合ぶりに先発出場した南野は、後半37分までプレーしたが得点には絡めなかった。

 2位のラピド・ウィーンに勝ち点差8をつけている首位のザルツブルクは、前節に続き、勝てば自力で2年連続での優勝が決まる状況でこの一戦を迎えた。

 右サイドハーフとして先発出場した南野は中央にも頻繁に顔を出して積極的にボールに絡み、前半13分にはドリブルからシュートまで持ち込んだが相手DFのブロックに遭った。さらに同24分にはスルーパスから抜け出してラストパスを送ったものの、ゴール前に走り込んだFWジョナタン・ソリアーノにはわずかに合わなかった。

 0-0のまま後半を迎えても、両チームともに好機を生かせずにスコアが動かないまま試合は進んでいく。南野は守備面でも体を張って相手の突破を阻止するなど貢献していたが、後半24分には警告を受けてしまう。すると、後半37分に南野はMFバレンティーノ・ラザロと交代し、ピッチを後にした。

 試合は最後まで動かずにスコアレスドローに終わった。R・ウィーンの結果次第で優勝の可能性があったザルツブルクだが、R・ウィーンの試合が延期となったため、優勝はまたもや持ち越しに。しかし、たとえR・ウィーンが残り試合で全勝して勝ち点で並んだとしても、現時点で得失差が31点差(ザルツブルクが+54。R・ウィーンが+23)あるため、この日の勝ち点1でザルツブルクは優勝へ大きく前進した。


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