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[コマスポ]キム・デセンの2得点で逆転勝利!:順天堂大戦

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ1部・第9節は5月16日、ゼットエーオリプリスタジアムで、駒澤大VS順天堂大戦が行われた。試合は、先制を10分に許すも、そこから2点を取り返し、逆転勝利。第4節ぶりの勝利を手にした。

 試合が動いたのは10分。順天堂大のMF新里涼(2年=横浜FMユース)の右クロスをFW松島奨真(2年=桐生第一高)に合わされ先制を許してしまう。その後も駒大は押される展開。順天堂大のエースFW長谷川竜也(4年=静岡学園高)の突破やサイドからの攻撃に手を焼いた。なかなか攻撃の糸口を見つけられない駒大は、前半36分早々に今季初先発となったルーキーMF安藤翼(1年=長崎総合科学大学付属高)を下げ、MFキム・デセン(3年=東京朝鮮高)を投入する。前半を1点ビハインドのまま折り返す。

 後半は、前半と打って変わって駒大が流れを引き寄せる。「点を取らないと勝てないので前に早く」を指示したと秋田監督。その指示の通り、駒大の攻撃は活性化していく。その攻撃が功を奏したのは58分。MF平野篤志(4年=大宮ユース)の右クロスをFW菊地将太(4年=浦和東高)がそらし、そのボールを途中出場のキムがヘッドで押し込み同点に。試合を振り出しに戻す。その後も着実に好機を作っていく。

 そして88分、菊池の前線へのパスをキムが裏へ抜け出し、キーパーとの一対一を落ち着いてゴールに流し込み逆転。そのまま試合が終了し、駒大が久々の勝ち点3を手にした。キムは途中出場ながら2得点。「試合で活躍できない悔しさがあったのでやってやろうと思った」とキム。スタメン定着へ結果を残した。

 サイドを使う攻撃と前への意識、90分間集中した守備。チームは完璧と言っていいほどの出来だった。終了間際の失点が目立った今季だが、最終ラインには頼もしさも感じられた。
次節は駒澤陸上競技場での集中応援だ。駒大のサッカーを最大限に発揮し、5月末に行われる総理大臣杯予選にも勢いをつなげたい。

[写真]2得点の活躍のキム

(文 駒大スポーツ 高尾葉菜)
(写真 同 向江凌理)
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