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磐田、群馬に競り負け首位陥落…

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[5.24 J2第15節 磐田1-2群馬 ヤマハ]

 首位のジュビロ磐田がホームでザスパクサツ群馬に1-2で競り負けた。2戦連続で勝ち点3を取りこぼした磐田は、首位の座から陥落することが決定。磐田はこの後試合を残すジェフユナイテッド千葉、大宮アルディージャの結果次第でさらに順位を下げる可能性がある。群馬は連敗を3で止め、4試合ぶりの勝利を挙げた。

 前後半で試合内容がガラッと変わった。大人しかった前半に比べ、後半は両チームが積極的に相手ゴールに絡む展開に。迎えた後半20分、群馬はCKのこぼれ球から波状攻撃を見せると、シュートがバー、ポストに嫌われながらも最後はMF小林竜樹が押し込み先制に成功する。

 しかし磐田も後半43分、GKカミンスキーからのロングキックをFWジェイが頭で落とすと、MF松井大輔が倒れながらキープ。これに走り込んだジェイが豪快にゴールネットに突き刺し、土壇場で同点に追いついた。

 ただ群馬は諦めなかった。後半アディショナルタイム3分、FW江坂任がドリブルからヒールパスで落とすと、MF吉濱遼平の左足シュートに繋げる。これはカミンスキーに防がれたが、こぼれ球に反応していたDF小林亮が押し込み、劇的勝利を飾った。

「無我夢中で走っていた。何とか確認できたのが副審のフラッグだけだった。それが上がってなかった以外は何が何だか分からなかった」。今季初ゴールが劇的な決勝点になった小林亮は、適地での首位撃破も相まって、興奮が冷めやらない様子だった。

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