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[スポ東]上位対決で手痛い敗戦…

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[5.9 第89回関東大学サッカーリーグ戦・前期2部リーグ第8節 東洋大1-3関学大]

 前半は両チーム共に決定機を作ることができず、一進一退の攻防が続く。さらに後半は序盤から攻め込むも、71分に先制点を許してしまう。すぐに遊馬が同点とするも終了間際に二失点してしまい、痛恨の敗戦を喫してしまった。

東洋大1-3(0-0)関学大

<出場メンバー>
▽GK
沖野泰斗(4年=幕張総合高)
▽DF
今井裕基(4年=埼玉栄高)
62分→白石直毅(2年=前橋育英高)
郡司昌弥(4年=柏U-18)
浦上仁騎(1年=大宮ユース)
池田稔樹(4年=桐生一高)
▽MF
勝野瑛(1年=浦和ユース)
田中舟汰郎(3年=横浜FCユース)
85分→石坂元気(4年=広島ユース)
仙頭啓矢(3年=京都橘高)
高橋宏季(1年=F東京U-18)
▽FW
小山大貴(4年=大宮ユース)
76分→佐藤仁紀(3年=武南高)
遊馬将也(4年=武南高)

 ここ二試合白星から遠ざかっている東洋大は、パス回しで相手陣内まで攻め込むもゴールを奪うことができない。それでも焦らずにパスを回してチャンスを模索し続ける。19分に小山大のパスで抜け出した今井が中にクロスを上げるもゴールとはならない。それ以降は相手のディフェンスを崩せず、ゴール前で跳ね返されてしまう。終盤には相手の素早い攻撃でピンチを招くが、守備陣が集中して守り抜き前半を終えた。

 後半も果敢に攻め込み、53分には決定機を迎える。PA手前でパスを受けた遊馬が相手ディフェンスに倒され、絶好の位置でFKを獲得。仙頭が直接ゴールを狙うも、わずかに枠を外れる。直後には右サイドからの突破を許してシュートを打たれるが、ゴール前で池田がクリアし、難を逃れた。ピンチを脱し、一気に攻勢を仕掛けたい所だった。しかし71分に一瞬の隙を突かれ、先制点を奪われてしまう。追いかける展開となったが、慌てることなく攻めていると、84分に途中出場の佐藤からのスルーパスに抜けた遊馬がキーパーとの一対一を落ち着いて決め、試合は振り出しに。さらに逆転勝利へ攻勢に転じたい矢先、88分に右サイドからのクロスを中で合わせられ二点目を献上。さらに終了直前にPKを決められ万事休す。今季二敗目となった。

 これ以上、上位との差を広げないためにも勝利が絶対条件だったため、手痛い一敗となってしまった。攻撃のリズムは良かったものの、いかにチャンスを決めきるかという所が勝負の分かれ目となった今節。「敗戦をしっかり受け止めなければならない」と古川監督が語るようにこの負けを活かし、次節は悪い流れを払しょくしたい所だ。

以下、試合後のコメント

●古川毅監督
―今日の試合を振り返って。
「自分達より順位が上のチームとの対戦だったので、勝ち点3を取らなければならないと思っていた。前半は相手のペースで、後半に先制点を取られ、パワーが必要な試合になった。先制されて追いついたが、その後失点してしまい、残りの10分は届かなかった」

―3失点の守備陣について。
「全部を改善する必要はないと思っている。個人的な対応の所で、1、2点目はボールを運ばれ踏みとどまることができなかったのかなと思う」

―次節に向けて。
「アミノバイタルカップまでの2試合に勝って後期につなげたい。私自身もショックではあるが、敗戦をしっかり受け入れることが大事」

遊馬将也(4年=武南高)
―今日の試合を振り返って。
「この連戦で勝ちが無かったので、絶対勝ちたいという気持ちで全員が挑んだが最後のところで自分たちの弱さが出たと感じた試合だった」

―得点シーンは佐藤選手のアシストだったが。
「高校時代からやっているので、呼んだら出してくれると思っていたので相手のDFの間が空いていたので、そこに走り込んだら良いパスが来たので。しっかりと落ち着いてゴールに流し込めたと思う」

―久々のゴールだったが。
「点を取っても勝たなきゃ意味がないと思う。悔しい」

―チームの雰囲気は。
「追い付いた後に流れが来ると思ったが、ロングパスでやられ、みんなが下を向いてしまった。もう一回チームを締め直さなきゃいけないと今日の試合で痛感させられた」

―次節に向けて。
「勝てていないので、もう一回全員でどうしたら勝てるかと話しあう。チームを一から仕切り直さないといけないと思う」

●今井裕基(4年=埼玉栄高)
―今日の試合を振り返って。
「久々のスタメンで緊張していたが、自信を持って出来たので良かった。スタメンとして、まずは失点しないように心掛けて挑んだ。個人的には守備から入ろうと思っていた。前半は得点は取れなかったが、無失点で終われたことは良かったと思う。だが、後半の3失点のうち最後の点は自分がPKを与えて奪われてしまった。攻撃が1点取ってくれたのに勿体無いことをしてしまった」

―個人の調子は。
「1対1の対応は落ち着いて出来たので続けて行きたい」

―次節へ向けて。
「勝てるように、結果にこだわって頑張っていきたい」

高橋宏季(1年=F東京U-18)
―今日の試合を振り返って。
「先制されて同点に追い付いたが勝ちきれなかったので悔しい」

―試合前の指示は。
「絶対に負けられない試合だから、いつも以上に気持ちを入れいこうと」

―勝野との連携について。
「攻守において良い距離感でやれている。練習から良い関係を築けていると思う」

勝野瑛(1年=浦和ユース)
―自身のプレーを振り返って。
「守備でハードワークをしようとした。その面ではプレスバックをしてボールを奪う回数も増えたと思う。だが、2失点目は自分の戻りが遅かったというのもあり、もったいなかった。攻撃面では、ゲームを作るという面ではサイドチェンジなどで攻撃参加をし、点に絡められれば良かった」

―高橋とのコンビネーションは。
「距離感を縮めるという面は良かったが、自分と(高橋)宏季でもっとゲームを作って、ゲームを落ち着かせることができれば良かった」

―今後勝つためには。
「自分は守備から。ハードワークをして失点をしないということをやり、その中で攻撃、点に絡むということができればチームを勝利に導くことができる」

―次節へ向けて。
「青学大は自分たちと同じぐらいの順位にいるので、絶対に勝って、いい結果を残せるように頑張りたい」

[写真]今節は積極的な攻撃参加が目立った高橋宏

(文 スポーツ東洋 豊川拳大)
(写真 村田真奈美 當麻彰紘 横山恵美)

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