[5.28 ヨーロッパリーグ決勝 セビージャ3-2ドニエプル]

　ヨーロッパリーグ(EL)は28日に決勝を行い、昨季王者のセビージャ(スペイン)はドニエプル(ウクライナ)と対戦した。3-2の逆転勝利を収めたセビージャは2季連続史上最多4度目の優勝を果たしている。

　試合は前半7分、ロングボールをFW二コラ・カリニッチが頭で落とすと、FWマテウスがダイレクトで折り返す。リターンを受けたカリニッチが頭で先制点を叩き込んだ。ドニエプルが1-0と先制に成功した。

　しかし前半28分にセビージャが追いつく。左CKからショートコーナーでつなぐと、左クロス。FWカルロス・バッカがゴール正面で落としたボールをMFグジェゴシュ・クリホビアクがDFをかわして右足シュートを放った。グラウンダー気味のボールはゴールへ吸い込まれた。1-1と試合は振り出しに戻された。

　すると同点弾から3分後にセビージャが逆転に成功。FWホセ・アントニオ・レジェスのスルーパスに抜け出たバッカがGKを鮮やかにかわして右足シュートを流し込んだ。セビージャが2-1と逆転した。

　このまま前半を終えるかと思われたが、ドニエプルが追いついた。前半終了間際の44分、PA手前左からMFルスラン・ロタンが蹴り込んだFKは壁を越えるとゴール左へ吸い込まれた。2-2で前半を折り返した。

　迎えた後半、後半18分に決勝点となるゴールが生まれる。敵陣で高く上がったボールをドニエプルDFが処理しきれず。PA手前正面で拾ったFWビトーロが前へ蹴り込む。抜け出たバッカがこの日2点目となるゴールを決め、3-2に勝ち越した。

　その後も4点目を奪うチャンスが巡ってきたセビージャだが、バッカのヘディングシュートは相手守護神の右手一本に阻まれる。終了間際には1点を追うドニエプルにアクシデント。マテウスがピッチへ倒れこみ、担架で運び出された。10人になりながらも最後まで戦い続けたが、そのまま試合は終了。セビージャが3-2で勝利し、連覇を達成した。

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