beacon

汚職疑惑に揺れるFIFA、スポンサーを失う可能性も 「FIFAが変わらなければ…」とVISA

このエントリーをはてなブックマークに追加

 汚職疑惑に揺れるFIFAは、スポンサーの支援を失う危機にも立たされている。ワールドカップ(W杯)のスポンサーであるVISAは、FIFAが汚職体質を改めることができなければスポンサー関係を解消することも辞さないと声明を出した。

 米国司法省は27日、汚職の疑いでFIFA副会長2名を含む複数名を逮捕・起訴した。FIFAを大きく揺るがした一連の動きを受け、多くのスポンサー企業が声明を出したが、その中でもVISAはFIFAに対して最も強いメッセージを発している。

「水曜日の動きを受けて、FIFAに対する我々の失望と不安は深い。スポンサーとして、FIFAが組織内でこれらの問題に対処するための速やかなステップを踏むことを期待している。世界中のファンのためにゲームの評判を回復させるべく、強い倫理行動を伴う文化を再建することがそのスタートとなる」

「VISAがFIFAのスポンサーとなったのは、W杯が真に世界規模である数少ないスポーツイベントの一つであり、サッカーへの愛情を通して世界中の人々を結びつける力を持っているからだ。(中略)FIFAが今変わることが重要だ。それが不可能であれば、我々はスポンサー関係について再検討すると彼らに伝えた」

 FIFAのゼップ・ブラッター会長は27日「当局による捜査を歓迎している」と声明を出し、「不正を根絶するためにFIFAが取ってきた対策を強化する助けになる」と主張。FIFAは29日の会長選を現時点では予定どおり開催するという姿勢を取っている。
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP