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仙台、「シュートしか頭になかった」金園の先制弾を守り抜く…神戸はJ1ホーム100勝目ならず

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[5.30 ファーストステージ第14節 神戸 0-1 仙台 ノエスタ]

 J1は30日、ファーストステージ第14節を行い、ノエビアスタジアム神戸では10位のヴィッセル神戸と13位のベガルタ仙台が対戦し、仙台が1-0の完封勝利を収めた。神戸はホーム3連敗で、J1ホーム100勝目はまたもやお預けとなった。

 序盤からリズムを作る神戸は前半4分、PA内に進入したDF奥井諒が右足シュートを放つもGK六反勇治の守備範囲に飛んだ。さらに同6分には奥井の縦パス1本で抜け出したFW渡邊千真が決定機を迎えたが、反応した六反のセーブに遭いネットを揺らすには至らない。対する仙台は同10分、FWウイルソンがドリブルから左足で狙ったものの、ボールは枠を外れた。

 その後も神戸がシュートチャンスを何度も作り出したが、先制したのは仙台だった。前半34分、右サイドのウイルソンから送られた浮き球のパスを右足でコントロールしたFW金園英学が、豪快にネットに突き刺してスコアを1-0とした。しかし、同41分に相手のカウンターを止めようとしたウイルソンが負傷し、FWハモン・ロペスとの交代を余儀なくされる。

 1-0と仙台がリードしたまま後半を迎えると、同点に追い付こうとする神戸が猛攻を仕掛ける。しかし、後半13分のFWペドロ・ジュニオールのシュートは六反の正面に飛び、同16分にMFチョン・ウヨンのパスを受けたP・ジュニオールが狙うもDF石川直樹にブロックされてしまう。さらに同25分には、FW石津大介の強烈なシュートがクロスバーを叩くなど、なかなか仙台ゴールをこじ開けられない。

 後半40分には金園が負傷交代となった仙台だが、体を張った守備でゴールを守り続ける。後半アディショナルタイムにはチョン・ウヨンが直接FKでゴールを脅かしたものの、ボールはまたもやクロスバーを叩き同点ゴールは生まれず。仙台が1-0のまま逃げ切って、2試合ぶりの勝利を収めた。

 値千金の決勝点を奪った金園は、負傷の状況を「次、行けるかは分かりません」としながらも、自らの得点場面を「ウイルソンがいいボールをくれたので、シュートしか頭にありませんでした。移籍してからなかなか結果を出せなかったので、決まって良かったです」と振り返った。


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