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初日は海外組8人で始動…代表選手は4段階で合流へ

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 メンバー発表当日に合宿がスタートする異例のスケジュールとなった。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は1日、千葉県内のホテルで記者会見を行い、11日の国際親善試合・イラク戦(日産ス)、16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)に臨む日本代表メンバー25人を発表。海外組8選手はさっそく同日夕からトレーニングを行う。

 初日の練習に参加するのはGK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(ハノーファー)、DF酒井高徳(シュツットガルト)、MF長谷部誠(フランクフルト)、MF清武弘嗣(ハノーファー)、FW大迫勇也(ケルン)、FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)の8人。指揮官は「1日から7日までの間に海外組の選手が合流してくる。1グループ目、2グループ目、3グループ目があって、4グループ目が国内組の合流となる」と話し、選手は4段階で合流する見通しだ。

 FW岡崎慎司(マインツ)、DF長友佑都(インテル)は3日の練習から、MF香川真司(ドルトムント)、FW本田圭佑(ミラン)は5日の練習から合流する予定。J1第1ステージ第15節が7日、J2第17節が6日に行われる国内組は8日から合流し、全25選手がそろう。

「今回の合宿には少し難しい問題がある」と指揮官は認める。「各国でリーグ戦の終わり方が違う。つまり同じ日程で終わっていないということだ」。ブンデスリーガは5月23日、プレミアリーグは同24日に最終節を行い、ベルギーリーグのプレーオフも同24日に終了した。しかし、セリエAは5月31日まで行われ、香川の所属するドルトムントも同30日にカップ戦決勝を戦った。

 合流のタイミングだけではない。特に海外組は出場機会によっても選手間でコンディションにバラつきがあるのは否めない。「少し難しさがあるというのはそういうこと」と話す指揮官は「個人的なスペシャルなトレーニングをする」と個別メニューを課す方針を示し、「フィジカルテストも行う。彼らがどのような疲労状態かを知るためだ」と、W杯予選初戦に向けて万全の準備をするつもりだ。

(取材・文 西山紘平)
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