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負けない浦和、劇的武藤弾で王手…J1新記録・開幕14戦無敗達成

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[6.3 第1ステージ第10節 柏 3-3 浦和 柏]

 J1は3日、第1ステージ第10節延期分を行い、日立柏サッカー場では15位の柏レイソルと13戦無敗で首位の浦和レッズが対戦し、3-3で引き分けた。浦和は開幕からの無敗を14試合まで伸ばしてJ1リーグ新記録を打ち立て、第1ステージ優勝にも王手をかけた。

 いきなりアウェーの浦和が試合を動かす。前半1分、左サイドのMF宇賀神友弥のパスから抜け出したMF梅崎司がGK菅野孝憲までをかわすと、無人のゴールに向かって左足でシュート。DF中谷進之介のカバーも間に合わず、ボールはゴールラインを割ってスコアを1-0とした。しかし、すぐさま柏が追い付く。同7分、GK西川周作のパスミスを高い位置で奪ったFW工藤壮人が落ち着いてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 前半23分には浦和をアクシデントが襲う。ゴール前で接触したFWズラタンが交代を余儀なくされ、FW興梠慎三がピッチに送り込まれた。同33分にはMF柏木陽介の縦パスから抜け出した興梠が好機を迎えるも、狙いすましたループシュートは菅野に弾き出されてネットを揺らすには至らない。

 すると、前半37分に柏が逆転に成功する。ゴール前で得たFKをFWクリスティアーノが直接狙ったボールは西川の正面を突いたものの、西川はキャッチできず。こぼれ球に反応したレアンドロが右足で押し込んで、スコアを2-1として前半を折り返した。

 まずは同点に追い付きたい浦和は、後半から梅崎に代えてFW李忠成を投入して反撃を試みる。後半6分には決定機を創出し、興梠の落としを受けたMF関根貴大が李とのワンツーからフリーでPA内まで持ち込んだものの、シュートは飛び出した菅野にストップされる。さらに同22分には右サイドから切れ込んだ李が狙うが、またもや菅野に阻まれてしまった。しかし同23分、柏木のCKをDF槙野智章が豪快にヘディングで叩き込んで、浦和が2-2の同点に追い付いた。

 後半33分にMF太田徹郎のアーリークロスに反応したレアンドロが右足で押し込んで柏が再びリードを奪い、このまま逃げ切るかと思われた後半アディショナルタイムにドラマは待っていた。右サイドの関根の送ったクロスをFW武藤雄樹がヘッドで劇的な同点ゴールを奪い、試合は3-3の引き分けに終わった。


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