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ハリルサッカーを体現するには!? 長谷部「頭と体を整える」

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 千葉県内で海外組による合宿を行っている日本代表は、5日も午前と午後の2部練習を行い、午後にはMF本田圭佑(ミラン)とMF香川真司(ドルトムント)が合流し、計12選手でトレーニングをこなした。

 合流初日となる本田と香川はランニング中心のフィジカルメニューを約1時間こなし、他のメンバーは約1時間半のトレーニングで汗を流した。ジョギングでウォーミングアップを行った後、GK川島永嗣(スタンダール)はGKトレーニングに入り、フィールドプレーヤーは3色のビブスを使って3チームに分かれてパス&ゴーの意識付けを行うと、6対3に移行した。

 6対3ではボールホルダーに厳しくプレッシャーを掛けるハードなトレーニングとなり、バヒド・ハリルホジッチ監督は時おりプレーを止めて、「出したら動け」「絶対に突っ立たない」と動き続けることを要求した。さらにエリアを狭めてトレーニングを続けると、その激しさは増していった。

 合宿初日から練習をこなしている8選手は前日の午後は休養をとったが、MF長谷部誠(フランクフルト)は、「少しはリフレッシュできましたが、今日も結構やったので…」と苦笑い。「(練習を)軽くという概念は監督にはないと思うので」と報道人を笑わせると、「監督が言っているように週末に疲れがたまるので、明日や明後日も結構やるのかなと感じています」とハードなトレーニングが続くだろうと予想した。

 今回の合宿はフィジカルメニューが多く、長谷部が「戦術的なことは3月のときにやったことでしか分からないし、これから練習でやっていくと話していました」と語ったように、戦術面に関しては8日に国内組が合流してからになりそうだ。

 しかし、指揮官の求めるサッカーを「走ることは求められているし、攻守の切り替えもそう。特に前ではシンプルにプレーするということがあります」と表現すると、「そういうサッカーをするには、頭と体の両方のコンディションを整える必要があると思います」とコンディションの重要性を説いた。

(取材・文 折戸岳彦)

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