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讃岐に快勝の大宮は3連勝10戦無敗で首位キープ

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[6.6 J2第17節 大宮2-0讃岐NACK]

 J2は6日、第17節を各地で行い、首位に立つ大宮アルディージャはホームのNACK5スタジアム大宮でカマタマーレ讃岐と対戦した。大宮は5月の月間MVP候補選手に選ばれたMF泉澤仁の1ゴール1アシストの活躍もあり、2-0で勝利。リーグ戦3連勝10戦無敗で首位をキープしている。

 大宮は3試合連続で同じ先発メンバー。一方の讃岐は、前節の岡山戦(0-1)から先発を1人変更。FW木島徹也がベンチ外となり、MF山本翔平が先発入りしている。
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 立ち上がり、讃岐は大宮のパスミスからMF永田亮太がミドルシュートでゴールを狙う。同2分にはMF沼田圭悟がドリブルからPA内でシュートを打つがDFにブロックされる。これ以降はボールを保持する大宮に対して、讃岐は9人で守備ブロックをつくって大宮に攻撃を許さない。

 それでも前半20分、MFカルリーニョスのロングボールに抜け出したMF泉澤仁がPA内でDFをかわして右足でシュート。これが決まり、大宮が1点を先制する。さらに同23分には左サイドからDF和田拓也が入れたクロスにMF横谷繁がヘッドで合わせるが、GK清水健太の好セーブに阻まれて追加点は挙げられなかった。

 防戦一方の讃岐も31分、FWアンドレアのキープからMF仲間隼斗が強烈なシュートを放ったが、クロスバーを越えた。同35分にはPA外右寄りの位置で直接FKを得ると、沼田が直接ゴールを狙う。しかしこれはGK加藤順大のセーブに遭い、得点はできなかった。前半終了間際の44分にも讃岐はアンドレア、仲間のシュートで大宮ゴールに迫ったが、DF菊地光将のブロック、GK加藤のセーブを前に得点できずに前半を折り返す。

 大宮は後半7分、相手DFのパスをカットしたFW播戸竜二がフェイントでDFをかわしてシュートを打つが、ゴールライン手前でDFにクリアーされる。同15分にはカルリーニョスからパスを受けた播戸が再びゴールを狙うが、ミートしきれずにGKに抑えられた。

 後半15分に讃岐は仲間を下げて、FW木島良輔を投入する。大宮も後半17分に播戸に代えてFWムルジャを起用した。その直後、大宮DFのバックパスが短くなったところをアンドレアがDFと競り合いながらシュートするが、枠を捉えられない。

 好機を生かせなかった讃岐に対し、大宮は後半22分、細かくパスをつないでボールを前に運び、左サイドでMF家長昭博がタメをつくり、前方の泉澤にパス。泉澤の折り返しをゴール前で横谷が押し込み、大宮がリードを2点に広げた。同29分に大宮は横谷に代えて、MF渡邉大剛を起用する。同31分には泉澤のキープから左サイドで渡邉がクロス。ムルジャの折り返しにDF河本裕之が飛び込んだが、シュートは左に外れた。同31分にはこぼれ球を拾った菊地がドリブルで持ち込み、シュートを打ったがGKの正面を突いた。

 後半35分に讃岐はアンドレアを下げてFW高橋泰を投入する。大宮も40分にカルリーニョスを下げて、MF大山啓輔を送り出した。同43分には讃岐も最後の交代枠でMF大沢朋也を起用。アディショナルタイムに大宮は大山がミドルシュートを放てば、讃岐も沼田がゴールに迫ったがボールは右ポストを叩く。試合は2-0のまま終了している。

(取材・文 河合拓)

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