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FC東京21歳橋本がJ1デビュー戦初ゴール「頭が真っ白になった」

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[6.7 J1第1シテージ第15節 松本1-2FC東京 松本]

 FC東京が敵地で松本山雅FCに2-1で勝利した。FC東京はリーグ戦2連勝。松本はリーグ3連敗を含む公式戦5連敗となった。

 21歳の4年目MFがJ1デビュー戦となった一戦で存在感を見せた。MF橋本拳人は前半27分、左サイドからDF太田宏介のクロスが上がると、ニアに勢いよく飛び込んだ橋本が左足を目一杯伸ばす。「覚えていないくらい、頭が真っ白になった」。ゴールネットが揺れると、橋本はアシストをくれた太田のほうに向け、一直線に走っていった。

 橋本はFC東京の下部組織出身。ユースのころから2種登録されるなど、期待され続けていた。2012年にトップチームに昇格。しかしなかなか出場機会に恵まれず、13年途中からロアッソ熊本に期限付き移籍した。

 熊本ではすぐにレギュラーを奪取。2年間で得点こそなかったが、リーグ戦60試合に出場した。そして今季、満を持しての復帰を果たした。

 迎えた今節、ようやく出番を掴むと、J1デビュー戦でプロ初ゴールも記録。「試合経験が詰めた。今日の試合もJ2での経験があったから、あまり緊張せずに入れた」と熊本での経験が生きていると胸を張った。

 試合は前半アディショナルタイムにFW武藤嘉紀が自ら得たPKを決めて2試合連続ゴールを記録。松本の反撃を後半の1点に抑え、2-1で勝利。勝ち点を29に伸ばしたFC東京は、3位に浮上した。

 松本は悪夢の公式戦5連敗になってしまった。後半18分にロングスローにFWオビナが競り勝ち、PKを与えてしまったDF大久保裕樹が汚名返上のオーバーヘッド弾を蹴り込み、1点差に迫ったが、反撃もここまでだった。


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