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本田のSVホルン経営参入が正式発表、今月下旬にトライアウトも

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 日本代表MF本田圭佑のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社は9日、オーストリア3部のSVホルンの経営に参入すると明らかにした。この日にSVホルンの総会で正式に承認され、クラブからも発表された。現役の日本代表選手が欧州のプロチームを買収するのは初のこと。実質的にはオーナーになる。

 SVホルンは1922年にオーストリアに創設されたクラブ。2012年に2部への昇格を果たすも、2014-15シーズンは10チーム中9位で3部へ降格。これまでには2009年にオーストリア杯で優勝したこともある。今後の目標について、同社は「国内リーグ1部昇格、CL出場を目指していきます」としている。

 同社は数年前からトップチームの保有を目指していたといい、外国人枠の制限が他国よりも弱く、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)に出場できる可能性があるオーストリアに注目していたという。今回、同クラブがアジア圏へ活動領域を拡大することを望んでいたこともあり、両者の意向が一致した。SVホルンは、NPO法人で運営されており、理事会メンバーの過半数をHONDA ESTILO社から送り込むことにより、経営に参入することになるという。

 なお、2015年7月下旬に開幕する新シーズンへ向けては、6月下旬に「日本の多くのサッカープレイヤーたちにSVホルンでプレーできるきっかけを与えるため」のトライアウトを実施。トライアウトの概要については、近日中にHONDA ESTILO株式会社のオフィシャルサイト(http://honda-estilo.com/)に掲載予定だという。

 SVホルンはクラブの公式サイトで日本語の文章を公開。「トライアウトは、18歳以上の日本人男性を対象に、SVホルンでプレーするチャンスを与えるものです。サッカーの技術テストはもちろん、基本的な体力テストや書類選考も実施する予定です。多くの方にチャレンジしていただきたいと思います」としている。

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