beacon

長谷部、ハリルサッカーの浸透を感じつつも「意識し過ぎている部分もある」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.11 キリンチャレンジ杯 日本4-0イラク 日産ス]

 キャプテンマークを巻くMF長谷部誠は、4-0の快勝に満足気な表情を見せつつも、冷静に試合を振り返った。

 序盤から主導権を握った日本は、前半5分にMF柴崎岳(鹿島)の縦パスから抜け出したFW本田圭佑(ミラン)が決めて先制に成功。その後もボールを奪えば縦に速い攻撃で、イラクゴールを脅かし続ける。「良い形をいくつも作れましたし、特に前半は良かったと思う」と長谷部が振り返ったように、日本は前半だけで3点を記録して大量リードを奪った。

 後半は「相手が少し出てきたというのもあった」ため、1点を追加するにとどまったが、「試合を通して言えばすごいポジティブなゲームだったと思います」と前向きに捉えている。

 バヒド・ハリルホジッチの目指すサッカーが、チームに浸透していると感じている。「ボールを奪ってから裏を狙うということは、監督がしつこいくらいに言っているので、それを皆がやろうとしている」と語ったように、長谷部自身も鋭い縦パスで好機を演出した。しかし一方で、「ただ、逆にそれを意識し過ぎていて、縦に速くなり過ぎているところもあったので、プレッシャーの中で少し落ち着かせることも大事だと思う」と柔軟性が必要だと説いた。

(取材・文 折戸岳彦)

●ロシアW杯アジア2次予選特集

TOP