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[コパ・アメリカ]ボリビアが1997年大会以来の勝利で決勝T進出に大きく前進

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[6.15 コパ・アメリカA組第2節 エクアドル2-3ボリビア]

 南米選手権(コパ・アメリカ)は15日、大会5日目を迎えた。A組の第2節が行われ、ボリビア代表がエクアドル代表を3-2で下して、準優勝だった1997年大会以来、6大会ぶりの白星を挙げた。ボリビアは1勝1分。エクアドルは2連敗となった。

 前半のボール支配率はエクアドルの76%に対しボリビアは24%。しかし結果は真逆のものになった。開始5分にスコアは動いた。右サイドからのCKを獲得したボリビアは、DFロナルド・ラルデスが頭で合わせて先制。同18分にはMFマルティン・ダレンセがミドルシュートを突き刺し、2-0とした。

 前半38分にはエクアドルにもチャンスが訪れる。PKを獲得したエクアドルはFWエネル・バレンシアが蹴ると、ゴールネットが揺れるが蹴り直し。2度目のPKはGKロメル・キニョネスに止められてしまう。逆に同43分、FWマルセロ・モレノにPKを決められ、ボリビアに3-0で試合を折り返された。

 追い込まれたエクアドルは後半開始と同時に一気の2枚替え。リズムに変化を求めると、前半にも増して俄然攻め込む場面と作る。すると後半3分にはMFジェフェルソン・モンテーロの強引な突破からのパスを受けたバレンシアが押し込み1点を返す。同36分にはMFミレル・ボラニョスが豪快なミドルシュートを突き刺し、ついに1点差に迫る。

 押せ押せのエクアドルだが、あと1点が遠い。後半40分にMFクリスティアン・ノボアが見せたミドルシュートはクロスバーに嫌われる。その他にもエクアドルがボリビアゴールに迫るが、GKキニョネスが再三のビッグセーブで弾き出し、同点弾を許さなかった。同大会、エクアドルが勝てば11試合ぶり、ボリビアが勝てば18試合ぶりとなる一戦だったが、より勝利から遠ざかっているボリビアに軍配が上がった。


●コパ・アメリカ2015特集ページ

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