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MF梅崎「蹴らない」…「じゃあ、いただきます」で先制PK沈めた浦和FW興梠

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[6.27 第1ステージ第17節 浦和 5-2 新潟 埼玉]

 前半21分、PKのチャンスを迎えた浦和レッズ。PA内で相手選手に倒されたのはMF梅崎司だったが、ペナルティースポットに向かったのはFW興梠慎三だった。

「梅ちゃんに『蹴る』って聞いたら、『蹴らない』と言ったので、じゃあ、いただきますと(笑)」。落ち着いてゴール右に突き刺して、チームに先制点をもたらした。「最初から右に蹴ろうと思っていました。あそこで、どっちに蹴ろうという迷いがあると外す可能性もあるかなと思ったので」。

 そして、3-0とリードして迎えた後半12分には、高い位置でボールを奪ったMF柏木陽介のピンポイントパスから抜け出すと、冷静に右足でゴールへと流し込んだ。「一昨季や昨季は陽介からのパスで決めているパターンがたくさんあったけど、今年は陽介がボランチに下がったこともあってラストパスが減っていました。『そろそろ決めたいね』と話していた中で、素晴らしいパスが来て冷静に流し込めました」と笑顔で自身の2得点目を振り返った。

 この日の勝利で、無敗でのステージ優勝を達成することとなった。「歴史に名を刻めたのは、すごくうれしい」と喜びを爆発させながらも、「ただ、第2ステージ、ナビスコ、天皇杯と取れるタイトルはたくさんあるので、またサポーターと喜び合いたいし、年間優勝を目指したい」とさらなる高みを目指すことを誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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