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[コパ・アメリカ]チリが10人のペルーから逃げ切り、初優勝へ王手

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[6.29 コパ・アメリカ準決勝 チリ2-1ペルー]

 コパ・アメリカは29日(日本時間30日)、準決勝を行い、開催国・チリ代表はペルー代表に2-1で勝利し、決勝進出を決めた。退場者を出した10人のペルーに一時は追いつかれるも、再びリードすると逃げ切った。初の優勝へ王手をかけている。

 この日の一戦。前半9分にはペルーが決定機。MFジェファーソン・ファルファンの左クロスからFWパオロ・ゲレーロがヘディングシュートを打つも、ボールはワンバウンドすると、ポスト左を叩いた。同17分にはゲレーロが左サイドでボールキープ。折り返しを受けたMFカルロス・ロバトンがシュートを打つも枠を外れた。

 すると前半20分にはペルーDFカルロス・サンブラーノが痛恨の退場。ボールをクリアした勢いそのままに、右足裏でMFチャールズ・アランギスの背中を蹴ってしまった。このプレーでサンブラーノは一発退場。早々と数的不利に追い込まれた。同27分にペルーはMFクリスティアン・クエバに代えて、DFクリスティアン・ラモスをピッチへ送る。

 その後もなかなかスコアは動かなかったが、前半42分にようやくゴールが生まれ、チリが先制する。MFアルトゥーロ・ビダルからのサイドチェンジ。左サイドで受けたMFアレクシス・サンチェスがゴール前へ蹴り込むとアランギスはスルー。ボールはポスト右を叩く。しかし、詰めていたFWエドゥアルド・バルガスが押し込んだ。チリが1-0と先制に成功し、前半を折り返した。

 迎えた後半。チリは一気に2枚の交代カードを切り、DFミーコ・アルボルノスとMFマルセロ・ディアスに代わって、DFエウジェニオ・メナとMFダビド・ピサロをピッチへ送る。

 しかし、逃げ切りたいチリだったが後半15分に10人のペルーが追いついた。カウンターからドリブルで駆け上がってきたDFルイス・アドビンクラ。ゴール前へのクロスはDFガリー・メデルの右足に当たると、ゴールネットへ吸い込まれた。オウンゴールで1-1と試合は振り出しに戻される。

 それでも4分後の後半19分にチリが2度目のリードに成功。右サイドから攻め込み、DFにカットされるも、敵陣で再びボールを奪取。先制点を決めたバルガスがゴールまで約15mの距離から右足で豪快なミドルシュートをゴール左へ決めた。2-1に持ち込んだ。終了間際のアディショナルタイムにはビダルが決定機を迎えるも、相手GKに阻まれる。試合はそのまま終了。開催国・チリが初の優勝へ王手をかけた。


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