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決勝点は町田のJ初ゴール!! 逆転勝利の千葉、フクアリで2か月ぶり白星

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[7.4 J2第21節 千葉 3-1 岐阜 フクアリ]

 J2は4日、第21節を行い、フクダ電子アリーナでは5位のジェフユナイテッド千葉と19位のFC岐阜が対戦し、千葉が3-1の逆転勝利を収めた。ホーム・フクアリでは5月3日に行われた第11節横浜FC戦(○3-0)以来、約2か月ぶりの白星となった。

 ホームの千葉は前節徳島戦から先発を3人入れ替え、FW森本貴幸とDF金井貢史、そしてJデビュー戦となるDF栗山直樹がスターティングメンバーに名を連ねた。一方の岐阜は前節群馬戦から2人を入れ替えてDF冨士祐樹とDF岡根直哉を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からシュートチャンスを作ったのはアウェーの岐阜だった。前半4分、MF高地系治のCKからDF高木和道が狙ったヘディングシュートはGK岡本昌弘にキャッチされ、同7分には右サイドのDF阿部正紀のクロスからFWレオミネイロがシュートまで持ち込んだがゴールマウスを捉え切れなかった。

 しかし、攻勢を掛ける岐阜が前半13分に先制に成功する。左サイドのMF小野悠斗のピンポイントのクロスを、ゴール前でフリーになったFW難波宏明がヘディングで叩き込んでスコアを1-0とした。その後も攻撃の手を緩めない岐阜は、同16分に阿部のクロスから難波がヘッドで狙うもボールは枠外に飛び、同17分にはCKの流れから最後はレオミネイロが強烈なシュートを放つがネットを揺らすには至らなかった。

 なかなか攻撃を組み立てられない千葉は、前半24分にセットプレーから決定機を迎える。しかし、DF中村太亮が蹴り出したFKに飛び込んだ森本のヘディングシュートはGK太田岳志に弾き出されてしまった。だがこのまま前半終了かと思われた前半アディショナルタイム、中村のCKをDFキム・ヒョヌンがヘッドでねじ込んで千葉が試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま後半を迎えると、後半2分に千葉が逆転に成功する。右サイドに開いた森本へMF町田也真人が展開すると、森本のクロスをゴール前に走り込んだ町田が鮮やかなダイレクトボレーで突き刺してスコアを2-1とした。12年に千葉に加入した町田にとって、うれしいリーグ戦初ゴールとなった。

 さらに後半10分には金井のスルーパスから抜け出したMFネイツ・ペチュニクが狙ったが、シュートはゴール左へと外れた。しかし、同17分に千葉が追加点を奪取する。素早いリスタートから森本、MF谷澤達也とつなぐと、谷澤のグラウンダーのクロスを逆サイドのペチュニクが冷静に蹴り込んでリードを2点差に広げた。

 その後も主導権を握った千葉は、後半31分に町田のスルーパスから抜け出した谷澤が決定機を迎えるも太田にセーブされるなど、追加点は奪えず。しかし、岐阜の反撃をしのいで3-1の逆転勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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