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[コパ・アメリカ]ホスト国チリがPK戦でアルゼンチンを下し初優勝!!

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[7.4 コパ・アメリカ決勝 チリ0-0(PK4-1)アルゼンチン]

 コパ・アメリカは4日(日本時間5日)、決勝を行い、開催国のチリがアルゼンチンを下し、初優勝を飾った。0-0のまま延長戦でも決着付かず、PK戦にもつれ込んだ死闘。アルゼンチンは2人が失敗し、地元のチリがPK4-1で勝った。チリは3度目の決勝進出で悲願の初優勝となった。

 アルゼンチンは前半20分、右サイド角度のない位置からFWリオネル・メッシの右FKにFWセルヒオ・アグエロが頭で合わせるが、GKクラウディオ・ブラーボがセーブ。チリも同23分、自陣からDFフランシスコ・シルバの1本のロングパスにFWエドゥアルド・バルガスが抜け出し、フィニッシュまで持ち込んだが、シュートはクロスバーを越えた。

 アルゼンチンは前半29分にFWアンヘル・ディ・マリアが負傷交代するアクシデント。長い距離をドリブルで駆け上がった際、右太腿裏を痛めた模様で、FWエゼキエル・ラベッシとの交代を余儀なくされた。

 予期せぬハプニングで攻撃の中心を一人失ったアルゼンチン。攻撃になかなかリズムが生まれず、地元大観衆の後押しを受けるチリの攻勢に耐えながらカウンターをうかがう展開となった。しかし、0-0の拮抗した時間が続く中、互いに最後の決め手を欠く。チリは後半37分、後方からの浮き球のパスをFWアレクシス・サンチェスが右足ボレーで叩くが、ゴール左に外れた。

 アルゼンチンは後半アディショナルタイム、カウンターからメッシが中央をドリブルで持ち上がり、左サイドのスペースにスルーパス。ラベッシがゴール前に折り返し、逆サイドから途中出場のFWゴンサロ・イグアインが飛び込む決定機をつくったが、シュートは枠を捉え切れず、0-0のまま90分間を終えた。

 試合は延長戦に突入するが、両チームともにゴールネットを揺らすことができない。アルゼンチンは延長前半13分、ラベッシが左足をつってピッチに倒れ込むが、すぐにピッチに戻った。MFハビエル・マスチェラーノも左ふくらはぎを痛めるが、足を引きずりながらプレーを続けるなど、まさに死闘となったファイナル。延長戦の30分間でもゴールは生まれず、試合は0-0のままPK戦にもつれ込んだ。

 先攻のチリが全員成功するのに対し、後攻のアルゼンチンは2人目のイグアインがゴール上に外すと、3人目のMFエベル・バネガもGKブラーボに止められた。チリは4人目のサンチェスも決め、PK4-1。激闘の末、チリが地元で初の南米チャンピオンに輝いた。


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