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ワンバックも信じられなかった16分間 「私はもう死んでいて、ここは天国なのかと…」

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 アメリカ代表FWアビー・ワンバックは、5日に行われた女子W杯決勝で日本を破って優勝した喜びを語っている。試合序盤の連続ゴールはワンバックにとっても信じられない光景だったようだ。

 アメリカは開始5分でMFカーリ・ロイドが立て続けに2ゴールを奪うと、その後も14分にローレン・ホリデー、16分にまたもロイドがゴール。序盤だけでほぼ試合を決定づけ、最終的に5-2の勝利で前回大会のリベンジを果たす形となった。

 ベンチで前半を見守っていたワンバックは、チームメートの連続ゴールについて試合後に次のようにコメントしている。『ロイター通信』などが伝えた。

「最初の15分か16分は現実じゃないみたいだったわ。ニセモノなんじゃないかって。(チームメートの)ケリー・オハラに何度も『私死んだんじゃないの?』って聞いてたのよ。もう死んでいて、私にとっての天国はこういうものなのかと思ったわ。本当に、今私は生きてるの?」

 アメリカ代表のレジェンドであり、今大会が最後のW杯となったワンバック。先発の座は他の選手たちに譲り、決勝でも残り10分あまりからの出場となったが、ハットトリックを達成したロイドらチームメートの活躍をたたえている。

「本当に、自分がどういう気持ちなのか分からないほどよ。とにかくこのチームの一員であることを誇りに思っているわ」

「カーリ・ロイドだけがW杯で優勝させてくれたわけじゃないけど、今日の試合や準決勝で、今回のW杯でタイトルを獲得できた大きな理由が彼女だということが示されたと思う」


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