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イタリア検察、八百長事件でコンテに起訴要求 本人と連盟は続投強調

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 イタリアのクレモナ検察は7日、2010-11シーズンのセリエAやセリエBで八百長があったとされる事件で、イタリア代表のアントニオ・コンテ監督ら104名に対する起訴を求めた。

 コンテ監督はシエナ時代にアルビーノレッフェ戦やノバーラ戦で八百長の動きがあったことを知りながら、報告を怠ったとされている。このため、コンテ監督はユヴェントス時代の2012年に10か月の停止処分を科された。処分はその後4か月に軽減されている。

 クレモナ検察は今回、ノバーラ戦に関しては起訴を断念したものの、アルビーノレッフェ戦に関して「スポーツ詐欺」があった疑いでコンテ監督に対して起訴を求めた。イタリアメディアによると、「共同謀議」の疑いに対する起訴は断念したという。

 イタリア各メディアは、現在バカンス中のコンテ監督が、起訴要求に「心を痛めている」としつつ、「仕事を続ける」姿勢だと報じた。また、イタリアサッカー連盟のカルロ・タヴェッキオ会長は7日、「分かっていたことで、我々の姿勢は変わらない」と続投を強調している。同会長は先日、「起訴は有罪ではない」とも述べていた。

 今回の起訴要求では、元アタランタで新シーズンからウディネーゼを率いるステファノ・コラントゥオーノ監督も対象となっている。ウディネーゼ側は決定に驚きを示し、コラントゥオーノ監督が無実だと強調している。

 そのほか、元イタリア代表のクリスティアーノ・ドーニ氏やジュゼッペ・シニョーリ氏も起訴の対象となっており、ラツィオとの契約延長が注目されているMFステファノ・マウリも起訴されるようだ。

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