beacon

群馬、吉濱のゴラッソで千葉粉砕、千葉は加入直後の富澤&安先発も…

このエントリーをはてなブックマークに追加
[7.12 J2第23節 千葉 1-2 群馬 フクアリ]

 J2は12日、第23節を行い、フクダ電子アリーナでは4位のジェフユナイテッド千葉と15位のザスパクサツ群馬が対戦し、群馬が2-1の勝利を収めた。

 ホームの千葉は前節金沢戦から先発を2人入れ替え、加入したばかりのDF富澤清太郎とFW安柄俊を先発に抜擢。一方の群馬も前節熊本戦から2人を入れ替え、MFアクレイソンとMF黄誠秀を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤からリズムを作ったのはホームの千葉だった。開始直後の前半1分、最前線に入った安がファーストシュートを放ってゴールを脅かす。さらに、同11分には右サイドを突破したMF佐藤勇人の折り返しをMFネイツ・ペチュニクが狙ったが、相手DFにブロックされてネットを揺らすには至らなかった。しかし、その後も最終ラインに入った富澤のサイドチェンジから敵陣深くまで攻め込む場面を作り出すなど、主導権を握って試合を進める。

 なかなかシュートまで持ち込めない群馬を尻目に、前半20分にはMF谷澤達也がミドルシュートを枠内に飛ばしたものの、これはGK富居大樹の正面に飛んでしまう。逆に群馬も同23分、MF松下裕樹がミドルレンジから狙ったがゴールマウスを捉え切れなかった。すると同32分、ここまで劣勢だった群馬が先制に成功する。カウンターを発動させると、右サイドを駆け上がったDF吉濱遼平のパスからMFアクレイソンがつなぎ、最後はMF江坂任が蹴り込んでスコアを1-0とした。

 前半43分には富澤のミドルシュートが富居が弾き出すなど、群馬が1点をリードしたまま後半を迎えると、1点を追い掛ける千葉は同16分にMFパウリーニョに代えてMF佐藤健太郎を投入して状況を打開しようと試みる。すると同19分、左サイドで得たFKを佐藤健が蹴り出すと、安が折り返したボールを逆サイドのペチュニクがヘッドで押し込んで試合を振り出しに戻した。

 攻勢を強める千葉は後半23分に安の落としから佐藤勇が強烈なシュートを放ったが、富居にストップされてしまう。さらに同24分には左サイドから切れ込んだ安が狙うが、これも富居に阻まれて勝ち越しゴールとはいかなかった。すると千葉の攻勢をしのいだ群馬が、後半28分に鮮やかなゴールで勝ち越しに成功する。中盤でボールを受けた吉濱がボールを持ち出すと左足を一閃。凄まじい勢いで飛び出したボールは一直線にゴールネットに突き刺さり、スコアを2-1とした。

 同点に追い付こうとする千葉は後半38分にペチュニクがPA内から放ったシュートが富居にセーブされるなど、同点ゴールを奪えず。逃げ切った群馬が2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
[J2]第23節 スコア速報

TOP