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[MOM1411]G大阪ユースMF堂安律(2年)_クラブ史上最年少でJデビューの逸材、「頂上決戦]で存在感放つ

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.12 高円宮杯プレミアリーグWEST第9節 G大阪ユース 4-0 C大阪U-18 G大阪練習場]

 首位・C大阪U-18との頂上決戦で存在感を放ったのは、トップチームのJ1第10節・鹿島戦で、クラブ史上最年少となる16歳11か月18日でJリーグデビューを果たしたガンバ大阪ユースMF堂安律だった。

 今季は春先からトップチームの練習と試合に帯同を続けており、これまでユースに合流したのはごくわずか。今回の緊急参戦が決まったのは試合2日前の金曜日で、「トップチームに怪我人が戻ってきて、メンバー入りは無さそうだなと。『自分は試合に出たい』と伝えたけど、自分の思いばかり優先させて、怪我してもダメなので長谷川(健太)監督とも相談して決めた」という。

 今年、堂安がユースチームの公式戦に出場したのはプレミアリーグWEST第2節の東福岡高戦のみ。しかも、この試合はユースがここまでプレミアリーグで唯一、敗れた試合で、「『律が来ると勝率ゼロ割』と皆からからかわれていた(笑)。試合に出るのは楽しみでもあるけど、勝たないといけないというプレッシャーでいっぱい」というが、「差を見せないといけない。プレッシャーを良いように変えようと思っていた」通り、試合開始からピッチで躍動した。

 まずは開始1分、GK羽野匡哉のキックを中央右寄りで受けるとドリブルでゴール前に侵入。寄せても、奪えなかったDFが思わずファールで止めてしまう。このFKをDF松岡秀平が決めて先制点に繋がると、以降もボールを持てば力強いドリブルで確実にゴール前まで前進。久々にプレーをともにするユース仲間との連係も、「年下の僕がこんなん言うのもアレやけど、3年生は中学の時に3冠獲ってる人ばかりなので、やっぱり上手い(笑)。市丸クンや岩本クンとは感覚で合わしてくれた」と振り返ったように、息の合った崩しも披露した。点差が広がったため、後半40分にDF杉山天真と交代し、フル出場とはならなかったものの、「プレー内容は良くも悪くも、良い時間が過ごせた」と久しぶりに長時間プレーできたことを喜んだ。

 ユースからは離れる日々を過ごしてきたが、毎週末が終わるとチームの勝ち点や順位を小まめにチェックするなどユースの事は常に気にかけてきた。この日の1勝は、「今日勝てばセレッソとの勝ち点差は1やけど、負ければ7になる。クラブユース選手権を1で迎えるか、7で迎えるかは大きく違ってくる」というチームに大きなモノで、彼らの貢献度は計り知れないモノだったと言える。「梅さん(梅津博徳監督)は『ドンドン上に行ってくれ、こっちに来てもらったら困る』と思っているはず」と話すように、トップチームの主力となり、次なる再戦がないことは誰しもが願うこと。今日は、それだけのパフォーマンスと可能性を改めて示す試合だったと言える。

(取材・文 森田将義)
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