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[MOM1412]鹿島ユースMF平戸太貴(3年)_技術、戦術理解に長けたキーマン、流れ読んで白星に結びつける動き

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.12 高円宮杯プレミアリーグEAST第9節 鹿島ユース 2-1 市立船橋高 カシマ]

「自分たちが上手く行っていない時とかにそこでテンポ落ち着かせたり、試合の流れが緩くなってきているのであれば、自分のところで(仕掛けを)やったりというのは意識してやっています」。鹿島アントラーズユースのMF平戸太貴(3年)はトップ下の位置で高い技術を発揮しつつ、切り替え速くオープンスペースをついたり、相手をいなすような1タッチパス、そして仕掛けどころでのラストパスへつながるようなパスも目立った。味方が攻勢をかけるべき時間帯、相手の勢いを止めなければならない時間帯と試合の流れを読み、時には最終ラインにまで戻っての守備やキッカーを務めるセットプレーでの高速クロスでも存在感。そして、後半3分に左FKで先制点を演出すると、後半25分には右オープンスペースへの素早い展開で決勝点の起点にもなった。

 本人は「自分は最近ボランチで出ていたんですけど、きょうはトップ下で出て自分が前で守備から入っていって、そこでボール奪って、クロスだったり自分が攻撃の起点になれればいいなと思っていた。もう少し決定的なシュートやパスが出せればよかった。でも、自分がボールを受けて攻撃の起点になれたのは良かったかなと思います」と反省点を口にしながらも自身に及第点の評価。熊谷浩二監督も「(この日のパフォーマンスについては)良かったですよ、技術的にも戦術的にもこのチームでは長けている選手だと思うんですけど、最近は試合の流れ、勝負どころというものがだんだん分かってきて、その試合、その時間帯の中で凄く判断良くプレーしている」とその試合の流れを読んだプレーに目を細めた。

 試合中は、味方と相手の動きを注意深く観察。「相手が倒れたり弱みを見せたときに一気に畳みかけて」ゴールへ結びつけたりすることを考えている。「試合の流れを読んだりとか、自分がキックで展開したりとか、自分がタメつくってボールキープしたりするところが特長」というMFは自身の技術と洞察力を最大限に発揮して味方にゴールと勝利をもたらす。一方で、課題はより決定的な仕事をするという点だ。「得点取ったり、決定的な仕事ができるようになりたい。自分たちが押し込んでいても決めきれていないというのがある。自分が決めないといけない」。

 課題を改善してより試合を決めるような選手になることを目指す平戸が「越えていかないといけない」と語る存在は、トップチームで活躍する日本代表MF柴崎岳だ。「違いもつくれるし、決定的な仕事もできるし、ああいう風な選手になっていきたいですけど、柴崎選手を越して行かないと試合に出れないので越えられるようにしていきたい」と誓う。現在はまずユースチームで結果を出してトップチームへ昇格すること。「まずプレミアリーグ優勝したいというのは大きな目標。クラブユースもJユースもありますし、取れるタイトルは全部取るつもりで一戦一戦戦って、それで結果出して自分も早くプロに行って、プロで活躍できればいいと思います」。流れを読んで、技術で違いをつくるMFが努力を重ねて、目標通りの結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)
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