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好セーブ連発で横浜FMの猛攻を封殺…柏GK桐畑「完全フリーで打たれたところはなかった」

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[7.15 J1第2ステージ第2節 横浜FM0-1柏 ニッパツ]

 3失点を喫した前節・鳥栖戦(●2-3)を経て、「どんなに無茶苦茶になろうともゴールを割らせないのが、ひとつの大きな山だった」と柏レイソル吉田達磨監督は、横浜F・マリノスの戦い方を振り返った。

 FWアデミウソン投入後の後半は横浜FMの前線が活性化され防戦一方となったが、GKの桐畑和繁鈴木大輔エドゥアルドの両センターバックがゴール前をしっかりと締め、最後まで得点を許さなかった。「後ろの選手たちが頼もしかった」とは決勝点を挙げたFW工藤壮人のコメントだ。

 前半24分、右サイドを崩されてクロスを入れられると、ファーサイドのMF齋藤学に決定的なシュートを許した。それでも柏のGKが右手1本でボールをかき出す。「乗れた」という桐畑は、その後も好セーブを連発。昨季最終節・新潟戦(○2-0)以来となる先発を完封で終えた。「急に自分のプレーが上手くなるわけではないし、自信を持って、ポジションとかスタートを間違わなければ自分のストロングを出せるなという部分はあった。ミスはあったんですけど、落ち着いてボールには対応できました」

 鳥栖戦の1失点目をはじめ、セットプレー時の守備が弱点になっている柏。当然、MF中村俊輔を擁する横浜FMのセットプレーに警戒心を強めていた。「(横浜FMは)セットプレーがストロングだし、その部分で僕に求められているのは、勇気を持ってちょっとでも出ること」。187cmの守護神は、ハイボールを放り込まれる場面でも存在感を放った。

「完全フリーで打たれたところはなかったので、そこはみんなに感謝です」。桐畑はチームとしての守備の出来に手応えを感じていた。

(取材・文 奥山典幸)

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