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カズ、15試合ぶり先発でJ2通算200試合出場も…横浜FCは5戦ぶり失点で熊本に完敗

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[7.18 J2第24節 横浜FC 0-3 熊本 ニッパ球]

 J2は18日、第24節を行い、ニッパツ三ツ沢球技場では7位の横浜FCと17位のロアッソ熊本が対戦し、熊本が3-0の完封勝利。熊本は今季初の2連勝を飾り、横浜FCは5試合ぶりの黒星を喫した。

 ホームの横浜FCは前節岐阜戦から、先発を2人入れ替えてMF寺田紳一と第9節徳島戦以来15試合ぶりの先発、そしてこの試合がJ2・200試合出場となるFW三浦知良がスターティングメンバーに名を連ねた。一方の熊本はFW巻誠一郎に代えてMF岡本賢明を先発起用して、この一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半12分にカウンターを発動させた熊本は、最後は右SBのDF養父雄仁が狙うもGK南雄太の正面を突いた。さらに同17分には左サイドから持ち込んだMF藏川洋平がミドルレンジからシュートを放ったが、またもや南の守備範囲に飛んで先制点を奪うには至らなかった。

 しかし、前半22分に熊本が先制に成功する。左サイドからのボールをPA内で受けたMF岡本賢明が鮮やかなタッチで相手DFをかわすと、飛び出してくる南よりも先にシュートを放ちゴールネットを揺らした。先制を許した横浜FCは同29分に中盤からボールを運んだMF寺田紳一が、思い切り良く放った左足ミドルでゴールを脅かしたが、ボールはゴール左へと外れた。同44分には熊本が好機を作り、岡本のパスから藏川がフリーになったがシュートはゴールマウスを捉え切れなかった。

 後半開始とともに横浜FCは三浦に代えてMF渡辺匠を投入して流れを変えようと試みる。しかし、後半4分に熊本が決定機を迎える。右サイドを突破したFW齋藤和樹のグラウンダーのクロスから逆サイドでフリーになった藏川が狙うも、南が好反応を見せてゴールを守った。

 しかし、後半10分に熊本が追加点を奪取する。DFパク・テホンのパスミスを奪ったMF嶋田慎太郎が齋藤とのワンツーでPA内に進入すると、寄せてくるDF野上結貴を軽やかにかわして左足でゴールネットを揺らした。

 まずは1点を返したい横浜FCは、後半18分にワンツーでゴール前に進入したFW黒津勝が決定機を迎えたが、GKシュミット・ダニエルに阻まれてしまう。すると同28分、熊本がカウンターを発動させると齋藤が独走。齋藤のシュートはポストに弾かれたものの、こぼれ球を奪った藏川が右足で突き刺してリードを3点差に広げた。

 攻撃の手を緩めない熊本は同34分に嶋田が決定機を迎えるも、至近距離からのシュートは南に弾き出された。さらに同44分にはMF園田拓也が自陣からロングシュートを放ったが、クロスバーを弾くなど、その後スコアは動かず。熊本が3-0の完封勝利を収め、今季初の2連勝を飾った。

(取材・文 折戸岳彦)
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