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[国際ユースサッカーin新潟]U-17新潟選抜MF関口主将「ここで経験したことをここで終わらせたら意味がない」

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[7.20 国際ユースサッカーin新潟第3節 U-17新潟選抜 0-3 U-17メキシコ代表 デンカS]

 U-17新潟選抜の主将、10番として第19回国際ユースサッカーin新潟3試合を戦ったMF関口正大(新潟明訓高)は「自分の縦のドリブルとか、フィジカルで自分が勝つ場面もあったし、負けた部分もあったし、空中戦とかで戦うという部分ではまだまだ物足りないと思ったし、総合力と言う部分でも自分たちは足りなかったと思いました」と大会を振り返った。

 昨年の長崎国体では延長戦にもつれ込んだ宮城県選抜との準々決勝で決勝点。新潟県選抜を初の4強へ導いたエースは今大会でもその縦へのドリブルやキープ力を発揮して奮闘した。U-17セルビア代表との初戦では後半に同点ゴールを決めて流れを傾けるなど、主軸として新潟選抜を引っ張った。疲労を考慮されて後半からの出場となったU-17メキシコ代表戦では後半30分にPKのチャンス。だが渾身の右足シュートはクロスバーを叩いてゴール上方へ外れてしまった。

「絶対に真ん中に蹴るというのは決めていてGK動いたんですけど、心の余裕がなくて最後の最後でコース変えられなくて、そのまま力んじゃって外してしまった」と悔しがった関口だが「思い切り蹴ったので」と後悔はしていなかった。すぐに切り替えて走り回り、終盤にはダイレクトでの右足シュートでゴールを襲うなど最後まで戦い続けた姿が印象的だった。

「ここで経験したことをここで終わらせたら意味がないので、自分が感じたことを練習から出していくということが大事だし、チームに還元するということも、選ばれて戦わせて頂いた以上、自分がやらなければいけない使命だと思います」と関口。この経験をチームで必ず活かすつもりだ。8月3日には新潟県代表として臨む全国高校総体が開幕。「2年生なので2年生らしくがむしゃらに戦って、3年生の分もという想いを持って2年生にしかできないプレーをしていきたい」と意気込んだ。

[写真]後半30分、U-17新潟選抜MF関口がPKを右足で狙うもシュートはクロスバーに阻まれた

(取材・文 吉田太郎)

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