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「国内組で見たことがあるか?」…初招集・米倉が挑む右SBの壁

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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は23日、東アジア杯を戦う日本代表メンバー23人を発表した。8人が選出されたDFの中で、右SBを本職とするのは代表初招集のDF米倉恒貴(G大阪)の名前しかなかった。

 6月に行われたロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦のメンバーには、DF酒井高徳とDF酒井宏樹の2人が名を連ねていたし、負傷がなければDF内田篤人が招集されていた可能性は高かっただろう。しかし、彼らは全員が海外組。今回の東アジア杯は国際Aマッチデー期間中ではないため招集はできず、国内組だけでメンバー構成をする必要があった。

 この点にハリルホジッチ監督も警鐘を鳴らしている。「SBでは国内組があまり呼ばれていない状況が続いていると思います。例えば内田や高徳、宏樹。彼らが右SBのメンバーとして選ばれてきました。A代表で国内組の右SBを見たことがありますか?」。

「右SBでプレーできるのではないかと思っている」と語るDF塩谷司や本職のDF松原健は、負傷のため今回は招集することができなかった。だからこそ、米倉には期待が懸かり、自身にとっては大きなチャンスとなるだろう。「未知の場所」と語る日本代表で、右SBとしての能力を存分に見せ付けたい。

(取材・文 折戸岳彦)

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