止まらない大宮、岐阜から再び5ゴールを挙げて今シーズン初の6連勝!!
[7.26 J2第26節 大宮5-0岐阜 NACK]
J2は26日、第26節を各地で行い、首位の大宮アルディージャはホームで21位のFC岐阜と対戦した。第15節の対戦時にも今シーズン最多となる5ゴールを挙げ、岐阜に大勝していた大宮。この試合も前半だけで3点を記録すると、後半にはDF福田俊介の大宮での初ゴールなど2ゴールを決めて、再び5-0と大勝した。この勝利で今シーズン初の6連勝とした大宮は勝ち点を61に伸ばしている。
大宮は前節の横浜FC戦(3-0)から先発を2人変更。同試合で負傷したDF渡部大輔に代わり、右SBに片岡洋介、右SHの渡邉大剛に代わり、横谷繁が先発出場した。対する岐阜は、前節の磐田戦(2-0)で先発を外れたMF高地系治が2試合ぶりに先発している。
[スタメン&布陣はコチラ]
前節、開始10分で2ゴールを挙げた大宮は、この試合も早い時間帯に先制点を挙げる。前半9分、右サイドから横谷が上げたクロスにMF横山知伸がダイビングヘッドで合わせて、1点をリードした。先制された岐阜も、その直後の11分にMF風間宏矢がGK加藤順大とゴール前で1対1になる決定機を得たが、シュートはGK加藤に反応されて追い付くことはできなかった。
加藤のセーブで岐阜はCKを得たが、ここから大宮がロングカウンターを仕掛ける。岐阜のCKのクリアーボールをMF家長昭博が拾って右サイドに展開。これを受けたMFカルリーニョスが右サイドからクロスを入れる。中央でMF泉澤仁がスルーしたボールをPA内まで走り込んだ家長が受ける。家長がシュートを打つ前に相手選手に倒されたが、ファウルは認められなかった。
大宮は前半21分にも中盤で泉澤がボールを奪い、FWムルジャにパス。ドリブルでボールを運んだムルジャがシュートを放ったが、GK太田岳志に阻まれた。23分には岐阜もチャンスをつくる。左サイドの深い位置から、高地が大宮の最終ラインにクロスを放り込む。そこに走り込んだDF阿部正紀がシュートを放ったが、ボールを枠に飛ばすことはできなかった。
岐阜は前半25分に空中戦から着地した際にMF水野泰輔が右ひじを負傷、MF宮沢正史と交代する。アクシデントに見舞われた岐阜だが、ボールを保持しながら同点ゴールを目指す。しかし、30分にFW難波宏明の放ったシュートはDFにブロックされ、32分に左サイドからのクロスにMFヘニキがヘッドで合わせたシュートもGK加藤に抑えられた。岐阜は39分にも宮沢のシュートがDFに当たって跳ね返ったボールを、ヘニキがミドルシュートで狙ったが、GK加藤の正面を突く。
守備では寄せが甘い場面もあり、ピンチの続いた大宮だが、抜け目なく追加点を挙げる。前半43分に福田、横谷と縦パスが2本入ると、PA内でボールを受けたムルジャがドリブルで仕掛け、折り返したボールがDFにブロックされてCKを得る。このCKからカルリーニョスの入れたボールを横山がヘッド。この試合2点目となる横山のゴールが決まり、大宮が2-0とした。
さらに大宮は同45分にもカウンターを仕掛ける。横谷の縦パスを最終ラインの裏で受けたムルジャがドリブルで運び、右足を振り抜く。強烈なシュートが決まり、一気に試合を決めた。
後半の開始と同時に岐阜は益山を下げて、MF砂川誠をピッチに送り出した。同12分にも岐阜はDF冨士祐樹を下げて、DF野垣内俊を投入して交代枠を使い切る。しかし、大宮の守備を崩せない時間帯が続いた。ようやく後半22分、風間が左サイドから中に切り込みシュートを放ったが、左サイドネットに外れる。
大宮も24分には中盤でボールを奪い、家長がシンプルに最終ラインの裏にパスを出す。これを受けたムルジャがゴールを狙ったが、シュートを枠に飛ばせなかった。26分に岐阜は高地が右サイドからドリブルで仕掛けてPA内までボールを運ぶが、シュートはDFにブロックされる。こぼれ球を拾った砂川のシュートはGK加藤にキャッチされた。
後半30分に大宮はCKから追加点を挙げる。CKからの2次攻撃がGKに阻まれたこぼれ球を福田が泥臭くゴールに押し込み、4点目を記録。この得点直後に大宮は、ムルジャを下げて、FW清水慎太郎をピッチに送り出した。さらに同34分には横谷を下げて、MF渡邉大剛を投入する。すると42分、自陣からのロングボールを右サイドで受けた渡邉がクロスを上げる。PA内で胸トラップした家長が、ボールをコントロールして左足でシュート。これが決まり、前回対戦時と同じく5点目を記録した。
終盤にはDF大屋翼を下げて、DF高瀬優孝に今シーズン初出場の機会をつくった。アディショナルタイムには、野垣内にPA内でシュートを打たれたが、これもGK加藤がセーブ。ややオープンな展開となり、両チームが攻め合う場面があったが、このまま試合は終了。大宮が今季最多タイとなる5得点を挙げて快勝している。
(取材・文 河合拓)
J2は26日、第26節を各地で行い、首位の大宮アルディージャはホームで21位のFC岐阜と対戦した。第15節の対戦時にも今シーズン最多となる5ゴールを挙げ、岐阜に大勝していた大宮。この試合も前半だけで3点を記録すると、後半にはDF福田俊介の大宮での初ゴールなど2ゴールを決めて、再び5-0と大勝した。この勝利で今シーズン初の6連勝とした大宮は勝ち点を61に伸ばしている。
大宮は前節の横浜FC戦(3-0)から先発を2人変更。同試合で負傷したDF渡部大輔に代わり、右SBに片岡洋介、右SHの渡邉大剛に代わり、横谷繁が先発出場した。対する岐阜は、前節の磐田戦(2-0)で先発を外れたMF高地系治が2試合ぶりに先発している。
[スタメン&布陣はコチラ]
前節、開始10分で2ゴールを挙げた大宮は、この試合も早い時間帯に先制点を挙げる。前半9分、右サイドから横谷が上げたクロスにMF横山知伸がダイビングヘッドで合わせて、1点をリードした。先制された岐阜も、その直後の11分にMF風間宏矢がGK加藤順大とゴール前で1対1になる決定機を得たが、シュートはGK加藤に反応されて追い付くことはできなかった。
加藤のセーブで岐阜はCKを得たが、ここから大宮がロングカウンターを仕掛ける。岐阜のCKのクリアーボールをMF家長昭博が拾って右サイドに展開。これを受けたMFカルリーニョスが右サイドからクロスを入れる。中央でMF泉澤仁がスルーしたボールをPA内まで走り込んだ家長が受ける。家長がシュートを打つ前に相手選手に倒されたが、ファウルは認められなかった。
大宮は前半21分にも中盤で泉澤がボールを奪い、FWムルジャにパス。ドリブルでボールを運んだムルジャがシュートを放ったが、GK太田岳志に阻まれた。23分には岐阜もチャンスをつくる。左サイドの深い位置から、高地が大宮の最終ラインにクロスを放り込む。そこに走り込んだDF阿部正紀がシュートを放ったが、ボールを枠に飛ばすことはできなかった。
岐阜は前半25分に空中戦から着地した際にMF水野泰輔が右ひじを負傷、MF宮沢正史と交代する。アクシデントに見舞われた岐阜だが、ボールを保持しながら同点ゴールを目指す。しかし、30分にFW難波宏明の放ったシュートはDFにブロックされ、32分に左サイドからのクロスにMFヘニキがヘッドで合わせたシュートもGK加藤に抑えられた。岐阜は39分にも宮沢のシュートがDFに当たって跳ね返ったボールを、ヘニキがミドルシュートで狙ったが、GK加藤の正面を突く。
守備では寄せが甘い場面もあり、ピンチの続いた大宮だが、抜け目なく追加点を挙げる。前半43分に福田、横谷と縦パスが2本入ると、PA内でボールを受けたムルジャがドリブルで仕掛け、折り返したボールがDFにブロックされてCKを得る。このCKからカルリーニョスの入れたボールを横山がヘッド。この試合2点目となる横山のゴールが決まり、大宮が2-0とした。
さらに大宮は同45分にもカウンターを仕掛ける。横谷の縦パスを最終ラインの裏で受けたムルジャがドリブルで運び、右足を振り抜く。強烈なシュートが決まり、一気に試合を決めた。
後半の開始と同時に岐阜は益山を下げて、MF砂川誠をピッチに送り出した。同12分にも岐阜はDF冨士祐樹を下げて、DF野垣内俊を投入して交代枠を使い切る。しかし、大宮の守備を崩せない時間帯が続いた。ようやく後半22分、風間が左サイドから中に切り込みシュートを放ったが、左サイドネットに外れる。
大宮も24分には中盤でボールを奪い、家長がシンプルに最終ラインの裏にパスを出す。これを受けたムルジャがゴールを狙ったが、シュートを枠に飛ばせなかった。26分に岐阜は高地が右サイドからドリブルで仕掛けてPA内までボールを運ぶが、シュートはDFにブロックされる。こぼれ球を拾った砂川のシュートはGK加藤にキャッチされた。
後半30分に大宮はCKから追加点を挙げる。CKからの2次攻撃がGKに阻まれたこぼれ球を福田が泥臭くゴールに押し込み、4点目を記録。この得点直後に大宮は、ムルジャを下げて、FW清水慎太郎をピッチに送り出した。さらに同34分には横谷を下げて、MF渡邉大剛を投入する。すると42分、自陣からのロングボールを右サイドで受けた渡邉がクロスを上げる。PA内で胸トラップした家長が、ボールをコントロールして左足でシュート。これが決まり、前回対戦時と同じく5点目を記録した。
終盤にはDF大屋翼を下げて、DF高瀬優孝に今シーズン初出場の機会をつくった。アディショナルタイムには、野垣内にPA内でシュートを打たれたが、これもGK加藤がセーブ。ややオープンな展開となり、両チームが攻め合う場面があったが、このまま試合は終了。大宮が今季最多タイとなる5得点を挙げて快勝している。
(取材・文 河合拓)