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熊本、齊藤2発&嶋田のスーパーゴールで千葉撃破!! 千葉は5戦未勝利に…

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[7.26 J2第26節 千葉 2-3 熊本 フクアリ]

 J2は12日、第26節を行い、フクダ電子アリーナでは7位のジェフユナイテッド千葉と19位のロアッソ熊本が対戦し、熊本が3-2の勝利を収めた。

 ここ4試合白星のない千葉は前節水戸戦から先発を3人入れ替え、MF谷澤達也とMF佐藤健太郎、そして負傷から復帰したDF中村太亮を先発起用。一方の熊本も前節東京V戦から3人を入れ替え、FW巻誠一郎、MF清武功暉、MF中山雄登を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々に熊本が好機を迎える。前半2分、右サイドからのクロスを清武がヘッドで落とすと、MF齊藤和樹が強烈な右足のシュートでゴールを脅かすが、好反応を見せたGK高木駿に阻まれて先制点とはいかなかった。一方の千葉は同10分に中村がFKを直接狙ったものの、ゴールマウスを捉えることができず。さらに同16分にはスローインを受けたFW安柄俊がシュートまで持ち込んだが、GKシュミット・ダニエルにキャッチされた。

 スコアレスのまま試合が進むと、前半30分に熊本が先制に成功する。DF黒木晃平が自陣から蹴り出したロングボールに齊藤が反応。飛び出してくる高木をワンタッチでかわすと、DF富澤清太郎の追走をかわして右足で流し込み、スコアを1-0とした。同点に追い付きたい千葉は同35分、MF町田也真人とのパス交換でPA内に進入したMFネイツ・ペチュニクがシュートを狙うもシュミットにブロックされ、同37分には最終ラインの裏に走り込んだ町田が決定機を迎えるが再びシュミットにストップされてしまった。

 1-0と熊本がリードしたまま後半を迎えると、千葉は後半9分に安に代えてFWオナイウ阿道を投入して流れを変えようと試みる。熊本も同10分に巻に代えてMF嶋田慎太郎を投入すると、同13分に熊本が追加点を奪取する。シュミットの蹴り出したゴールキックを最前線の齊藤が受けると、高木がゴールマウスから飛び出して距離を詰めてくる。しかし、ボールを持ち出した齊藤が冷静に無人のゴールに流し込んでスコアを2-0とした。

 だが、すぐさま千葉も1点を返す。後半18分、右サイドのDF金井貢史が上げたクロスをネイツが狙ったヘディングシュートはDFにブロックされたが、こぼれ球に反応したオナイウが豪快に蹴り込んで1点差に詰め寄った。さらに同19分には再びオナイウが強烈なシュートでゴールを脅かしたが、これはシュミットの正面に飛んでネットを揺らせなかった。

 サポーターの大声援を受けて猛反撃を続ける千葉は後半26分、左サイドの中村が送ったクロスから逆サイドの金井がゴールを狙ったがシュミットの好セーブに阻まれてしまう。すると同28分、熊本にスーパーゴールが生まれる。中盤でボールを受けた嶋田が反転して前を向くと左足を一閃。凄まじい勢いで飛び出したボールは鮮やかにネットを揺らして、再びリードを2点差に広げた。

 その後、MF井出遥也、MF田中佑昌を投入した千葉は後半アディショナルタイムにオナイウの落としを金井がボレーで叩き込んで1点差に詰め寄るが反撃はここまで。体を張った守備で逃げ切った熊本が3-2の勝利を収めた。熊本が2試合ぶりの白星を獲得した一方で、千葉は5試合2分3敗と苦しい状況が続いている。

(取材・文 折戸岳彦)
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