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一人気を吐いた千葉FWオナイウ阿道「もどかしくて悔しかった」

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7.26 J2第26節 千葉 2-3 熊本 フクアリ]

 チームは5試合白星なしとなった。しかし、ジェフユナイテッド千葉FWオナイウ阿道はストライカーとしての存在感を存分に発揮した。

 0-1と熊本にリードを許して迎えた後半9分、オナイウがピッチへと送り込まれる。同13分に熊本に1点を追加されたものの、オナイウがすぐさま1点を返した。同17分、右サイドからDF金井貢史が送ったクロスをMFネイツ・ペチュニクがヘディングしたボールは相手DFにブロックされたものの、こぼれ球に反応したオナイウが豪快に右足で蹴り込んだ。

「クロスが入ったときから自分がクロスに合わせるつもりでしたが、ネイツがいい形でヘディングしてこぼれてきたので、あとは振り抜くだけでした」

 後半19分には再び強烈なシュートでゴールを脅かすなど、途中出場ながらも、チーム最多となる5本のシュートを浴びせた。「シュートを打てば絶対に何かが起こるというのは前からも思っていましたが、その気持ちが以前よりも強くなった」という言葉を体現するかのようだった。さらに、熊本に1点を追加されて迎えた同45分には、DF中村太亮のクロスを打点の高いヘッドで落として、金井のゴールを導いた。1ゴール1アシストと一人、気を吐いた。

 ここまで途中出場が多く、今日の得点で今季2得点目。だからこそ、「個人としては結果が全然出ていなくてもどかしいし、すごく悔しかった」と唇を噛んだ。しかし、「選手である以上、最初から試合に出たいし、チームを勝たせるのがこのポジションの選手だと思う」と力強く話し、先発奪取を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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