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進化の途上、30歳を迎えた水戸FW馬場「年齢に意識はない」

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[7.26 J2第26節 横浜FC0-2水戸 ニッパツ]

 均衡を破ったのはFW馬場賢治の一撃だった。後半20分、CKの流れからFW三島康平がジャンピングボレーで入れた浮き球パスをFW山村佑樹が胸で落とす。「あそこに来るなというか、来てほしいなと思って入った」。待ち構えた馬場が豪快に蹴り込み、水戸ホーリーホックに勝利を呼び込んだ。

 馬場は昨季より水戸に加入。しかし昨季は湘南からのレンタルで、今季より完全移籍を果たしている。昨季はキャリアハイのリーグ戦30試合に出場。得点も7得点を奪った。

 今季はこの日のゴールで早くも昨季の得点数に並び、自身初となる年間2桁得点も視野に入ってきた。ただ馬場は「特にゴール数は意識はしていない」と話す。「チームの勝利に貢献できるような点が取りたい。もちろん2桁を取れれば、個人的な価値は上がると思うが、とりあえず今はチームの価値を高めたいと思っている」とフォア・ザ・チームを強調した。

 馬場は今月7日に30歳の誕生日を迎えた。年齢的には節目を迎えたことになるが、「特に30歳だからということは意識していない」。理由については「自分はキレで勝負するタイプではないので、落ちてくることはないと思う。逆に自分的には経験したことが生かしていければいいと思っている。今がベストとも考えていない。考えちゃうと来年ダメになっちゃうかもしれない。個人的には満足したところで終わりだと思っています」とした。

 まだまだ進化の途上。水戸の背番号39のこれからに注目だ。

(取材・文 児玉幸洋)
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