アーセナルMFマシュー・フラミニは、ライバルチームのチェルシーからGKペトル・チェフが加入したことは「驚き」だったと認めつつ、チームが戦力強化に成功して自信を強めていることを強調した。

　同じロンドンを本拠地とするチェルシーのゴールを10年間守ってきたチェフだが、昨シーズンはレギュラーポジションを失い、この夏アーセナルへ移籍することになった。

　ジョゼ・モウリーニョ監督がライバルチームへの選手放出に応じたことは、フラミニにとって驚きだったようだ。イギリス複数メディアが同選手のコメントを伝えている。

「モウリーニョに驚かされたよ。彼は本当に、そういうことはしないからね。普段はライバルにまったく選手を売ろうとはしないんだ。でも僕らにとってはありがたいことだし、ラッキーだったよ」

「能力だけじゃなくキャラクターを考えても、本当に大きな意味のある補強だ。トップレベルでの戦いでは、ピッチ上のリーダーが違いを生むことになる。順調なときだけじゃなく、うまくいかないときこそ特にそうだ。だから僕らにとってペトル・チェフは最高の補強だよ」

　2008年にアーセナルからミランへ移籍し、2年前に戻ってきたフラミニは、チームの状況が以前とは違っていると感じているようだ。

「勝ち始めているから、大きく自信が強まっている。アーセナルは10年間何も勝ち取れなかったけど、FAカップで2連覇を成し遂げた。それがメンタリティーに影響しつつある。勝つことがすごく重要なスタートになるんだ」

「以前はいつも何人かの選手が出て行ったけど、今は引き留めることができている。僕が一度退団したときとは違うと感じているよ。過去2年間は重要な選手が誰も去ることなく、メスト・エジルやアレクシス・サンチェス、チェフのような選手を加えている。大きなチャンスがあると思うよ」

　8月2日にはチェフの古巣チェルシーとのコミュニティー・シールドを戦うアーセナル。新シーズン初のタイトルを獲得することはできるだろうか。

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