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[クラブユース選手権(U-18)]抜群のスピード活かしてカウンターで存在感、横浜FMユース前線の柱・FW中杉も1得点

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[8.1 日本クラブユース選手権(U-18)大会決勝 横浜FMユース 5-3 大宮ユース ニッパ球]
 
 横浜F・マリノスユースはカウンターの狙いがピタリとハマり、大量5ゴール。FW中杉雄貴は先制点に絡むと、1-1の前半23分にはFW渡辺力樹のスルーパスで抜け出して右足で2点目のゴールを決めた。

 前線の柱を担う中杉は身体を投げ出すかのようなポストプレーでも攻撃にリズムを加え、そのスピードで大宮守備陣を混乱させた。チームはボールを奪うと、高い位置取りをする相手SBの背後を狙ってボールを動かし、そこからチャンスをつくり出していたが、的確な動きで相手の急所を突いていた中杉はスピードを活かした突破で相手CBの警告を誘うなど存在感を発揮していた。

 本人も「カウンターの部分では出せたかなと思います。相手の背後というのは意識しますし、トライしてできたかなと思います」と納得の表情。チームメートのMF遠藤渓太がグループステージからゴールを連発している中、準々決勝、準決勝では得点することができず、自分も取りたいという気持ちを持っていたが、決勝ではしっかりと結果も残した。

 決勝でゴールを決めて日本一。笑顔で大会を終えたが、3冠達成を掲げるチームはここで停滞する訳にはいかない。中杉は「チームを立ち上げた時からプレミア昇格とクラブユース、Jユースというのがあったので、ここで慢心するのではなくて、これからのプリンスリーグもJユースもこれまで以上の力を出して取りたいと思っています」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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