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準Vメダルをスタンドに投げ入れたモウリーニョ「このメダルは好きじゃない」

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[8.2 FAコミュニティーシールド チェルシー0-1アーセナル]

 14-15シーズンのプレミアリーグ王者チェルシーとFA杯王者アーセナルによるFAコミュニティーシールドが2日、ウェンブリー・スタジアムで行われ、チェルシーは0-1で敗れた。

 試合後、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はアーセナルのアーセン・ベンゲル監督を“スルー”したほか、受け取った準優勝メダルをスタンドへ投げ込んだ。一連の様子をスペイン『アス』や英『BBC』など複数メディアが報じている。

 タイトル獲得を逃したモウリーニョ。表彰式で準優勝メダルを受け取ると、悔しげな表情を浮かべながらも、スタンドの下で優勝したアーセナルの選手たちを待ち受けた。

 その後、表彰を終えて階段を下りてきたアーセナルの選手たちを称え、多くの選手と握手をかわすも、その背後をアーセナルのアーセン・ベンゲル監督がすり抜けた。

 ベンゲル監督だけを“無視”する形となったモウリーニョ。英『BBCラジオ』のレポーターから「あなたはアーセナルの選手たちと握手していたが、ベンゲル監督とだけ握手しなかった」と指摘されると、「それは真実じゃない。それは違うよ。あなたが見たこと全てが真実じゃない」とコメント。

「私たちは見たんです」とレポーターが食いかかると、モウリーニョは「いや、私は階段を降りた左で待機して、そこを通った選手と握手していただけだ。君は間違っている」と説明した。

 また、最後に通り過ぎたベンゲル監督を背中で“スルー”したモウリーニョ監督は、ロッカールームへ続くトンネルへ入る直前。おもむろにメダルの入った箱をスタンドへ投げ入れた。これはアーセナルファンの少年がキャッチしたという。

 メダルを手放した指揮官は「このメダルは好きじゃないから、アーセナルのファンへあげたんだ」と説明している。

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