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[総体]2点差追いついた久御山、桐光学園との注目対決をPK戦で制す!

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[8.3 全国高校総体1回戦 桐光学園高 2-2(PK4-5)久御山高 みきぼうパークひょうご第2球技場]

 平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技1回戦の注目カード、久御山高(京都)対桐光学園高(神奈川1)戦は2-2でPK戦へ突入。5-4で制した久御山が青森山田高(青森)と戦う2回戦(4日)へ進出した。

 U-18日本代表のストライカー、FW小川航基主将を擁する神奈川王者・桐光学園と注目MF山本蓮中心とした古都の技巧派軍団・久御山。立ち上がりは久御山がショートコンビネーションからチャンスをつくるが、その後は完全に桐光学園がペースを握る。

 出足、ルーズボールへの反応で差をつける桐光学園はMF鳥海芳樹やFWイサカ・ゼインが寄せの甘い相手守備網をドリブルで切り裂いてPAまでボールを運ぶ。そして15分には中央の鳥海が左前方へスルーパス。DFと入れ替わるように反応した小川が左足シュートを放つが、久御山GK佐藤由維斗が左手ワンハンドで止めて危機を逃れる。

 MF八田陸斗と山本中心にドリブルとショートパスで攻める久御山はセットプレーのクイックリスタートで桐光学園を慌てさせるシーンをつくった。主導権を握って攻める桐光学園は26分にもDFとの競りながら強引に前に出た小川がGKと1対1となったが、久御山GK佐藤が再びビッグセーブ。チャンスを活かすことができない。それでも桐光学園は30分、持ち込んだ小川が左足シュートを決めて先制した。

 桐光学園はさらに後半2分、左サイドを突破した鳥海の折り返しを小川がゴールへ沈めて2-0と突き放した。久御山はワンツーなどでゴール前までボールを運ぶが、桐光学園のタイトな守備の前にシュートを放つことができない。

 だが、桐光学園は試合を決定づけるチャンスをつくりながら3点目を奪うことができない。対して久御山は後半19分、山本の右FKのこぼれ球をFW河崎蒼太が押し込んで1点差に迫る。さらに24分には左中間、PAやや外側からのFKを山本が右足で狙う。ゴールを捉えた一撃はGK指崎尚大がワンハンドでセーブ。それでも久御山は27分、左サイドから斜めに切れ込んだFW和田幸之佑の折り返しをFW築山隼が合わせて同点に追いついた。

 2-2で突入したPK戦は桐光学園GK指崎が相手の2人目、久御山GK佐藤が相手の3人目をそれぞれストップ。迎えた6人目、先行・桐光学園SBタビナス・ジェファーソンの左足シュートを久御山GK佐藤が左へ跳んでストップする。そして久御山は直後に佐藤が決めて5-4で勝利。2回戦進出を決めた。
 
(取材・文 吉田太郎)
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